ハーツクライは3着!(キングジョージ)

  • 勢いそのままに期待したのですが‥

昨年の有馬記念(GⅠ)で3冠馬ディープインパクトに土をつけ、
そして今年の春、ドバイの「ドバイシーマクラシック(G1)」
に遠征・快勝して勢いに乗っているハーツクライが、
英国の伝統G1レース・キングジョージ6世
&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス
(長いレース名ですな(^^;)、以下「キングジョージ」と略します。)
に挑みましたが、3着に終わりましたね。
このキングジョージ凱旋門賞と並んで欧州の大レースとされており、
そのレース3着、という字面だけであれば、
胸を晴れって日本に帰る事が出来る、という感じです。
ただ、個人的には、戦前にライバルと言われていた、
勝ち馬ハリケーンラン、そして2着のエレクトロキューショニスト
2頭には完敗、という結果はやっぱ残念ですね。
アウェーの欧州でのレースとはいえ。

レースを見ていると、勝ち馬のハリケーンラン
手応えが悪そうに見え、「これでは無理だろう、
ライバルがこけて、ハーツクライが勝てるかも」
と思いましたけど、そんな様子ながらも最後にしっかりと伸びて
勝ってしまいました。これは恐るべき底力というか、根性ですな。
さすがは昨年の凱旋門賞を勝った、現在の欧州最強馬ですね。
残念ながら、今回のハーツクライは全くの力負けであった、
という感じが否めませんでした。
さすがは競馬の本場・欧州、強い馬がいますね。
ハリケーンランは今後はおそらく凱旋門賞連覇を
狙ってくるものと思われますが、
今年の凱旋門賞に挑戦するディープインパクトにとっても、
間違いなく厳しい展開が予想されますね。

そして2着には、昨夏のインターナショナルステークス
ゼンノロブロイを破ったエレクトロキューショニストが入りました。
この馬は戦前、体調不良でレースを回避するかもと
言われていましたけど、そんな状態ながらも、
欧州最強馬ハリケーンランと接戦し、
そしてきっちりとハーツクライには先着してみせました。
二度に渡って日本馬の欧州GⅠ制覇の希望を打ち砕く、
まさに日本馬キラーって感じですなぁ‥
ハーツクライは早め先頭に立ったものの、
最後は上記の2頭に差されてしまいましたね。
結果的には少し早仕掛けだったのかな、とも思います。
しかしここ2戦は先行戦法でドバイのGⅠを制すなど、
結果を出していますから、それを考えれば早め先行策は
まぁ仕方なかったのかなぁ‥という感じです。
ただ、後方待機の差しを意図する戦法で、
前が詰まったりして脚を余して負けると、
「もっと早く仕掛ければよかったのに」という感じで、
消化不良的な思いが残ってしまいますけど、
早めに先頭に立って最後に差されたという
今回のような結果であれば、「まぁ力負け、やむを得ないかな」
と納得がいきますから‥