「NHKスペシャル ワーキングプア〜働いても働いても豊かになれない」

  • 働けども働けども、我が暮らし楽にならざる‥

日曜の夜に放送された「NHKスペシャル」、
なかなかせつない内容でしたね。「ワーキングプア」と題して、
僅かなお金しか稼げず、苦しい生活を送る人達の特集でした。
路上生活を強いられている若者の通帳には「残高ゼロ」、
貯金を使い果たしてしまった様子が紹介されていました。
そして、職を求めて折角面接が決まっても、
就職面接先までの電車賃が出せずに、
面接を辞退するという現実があるとは‥
「真実は小説より奇なり」とはよく言ったものですな。

  • 地方でも苦しい生活を送る方が‥

そんな「ワーキングプア」状態は、
都会の若者だけでは無いようです。
過疎化の進む地方でも、主に高齢の自営業者の方が、
苦しい生活を送っているようですね。
洋服の手直しの店などが、番組の中で紹介がありましたが、
秋田県の県民の平均年収は、確か250万を切っているようです。
そんなに少ないとは‥それだけの収入では、
とても家族を養いきれないですよね‥
夫婦で働いても生活するのがやっとで、
子供をとても育てられないような気がします。
日本の少子化は、「受験戦争が激しい都会では、
教育費がかさむため、子供の数は少なくなっているが、
地方ではまだまだ子供の数が多い」という状況になっているかと
思っていましたけど、これだけ収入が少ない状態では、
地方でも子供の数が今後加速的に減少する方向に向かうのは、
まず間違いないと思われます‥
都会でも地方でも、「下流社会層」が現実のものとして
存在しているということを、
見せつけられたような感じがしてしまいました‥
現実は想像以上に厳しいものなのですね‥