「バスで旅を創る!―路線・車両・絶景ポイントを徹底ガイド」 (はてな年間100冊読書クラブ 82/100)

  • 都バスから離島のバスまで様々な路線が取り上げられています

雑誌「バスジャパン」の編集長である著者が、
お薦めのバス路線をあげている本ですね。
著者の地元である東京の都バスから、
初詣などの期間限定バス、離島のバスなど
色々なバス路線が取り上げられています。
バスは鉄道あたりよりも小回りが効きますから、
過疎地や隘路など、様々な道路を走ったりするので、
なかなか面白かったりしますね。
離島では西表島博多湾に浮かぶ能古島を走るバスなどが
取り上げられていて、旅情がそそられます。
また、期間限定バスの中では、目黒不動の参道を通るため
縁日は「徒歩連絡」になる珍しい都バスなどが
取り上げられていたりしますね。

  • バスでは「旅情」が感じられますね

全体的に、「絶景」という感じの路線は少なく、
「旅情」を感じられる路線は多いな、という感じがしました。
例えば民謡「ひえつき節」で有名な、
宮崎の椎葉村のバスなどが取り上げられていますね。
椎葉村も有名観光地って訳ではないですし‥
私も最近は、旅先ではレンタカーを借りて
自分で運転する事が多いのですが、車を運転していると
どうしても目一杯景色を楽しむことは出来ないですからね‥
私の場合、周りの素晴らしい景色に目を奪われてしまって、
運転が疎かになりそうなケースが、何度かありました‥(^^;)
そういう点では、運転を気にせずに
景色を眺めること集中できる、バス旅も面白いな、と思いました。
もっとも、「旅情」をそそられるようなバス路線は
概ね過疎地のため、バスの本数が少なくて、
実際に乗ろうとすると、苦労したりしますよね。