「死ぬまでにいちどは行きたい六十六ヵ所」 (はてな年間100冊読書クラブ 80/100)

死ぬまでにいちどは行きたい六十六ヵ所 (新書y)

死ぬまでにいちどは行きたい六十六ヵ所 (新書y)

  • 国内旅行の入門書、かな

寺院や温泉など、日本の「死ぬまでに一度は行きたい」
66箇所のスポットを取り上げた本ですね。
まぁちょっと寺院系に偏っているかな、という気はしますけど、
国内旅行の少ない方々にとっては、
良い参考書となるのではないでしょうか。
ただ、私にとっては、各スポットについての解説が
基本的な事が中心のため、少々物足りないかな、という感じでした。
その中で面白かった点は、戊辰戦争の「白虎隊」は有名ですが、
白虎隊の上には朱雀隊(18歳以上35歳以下)
青龍隊(36歳以上49歳以下)、玄武隊(50歳以上)
という三つの隊があったそうですね。
なるほど、「ふしぎ遊戯」の四神が、全て揃っていたという感じカナ(^^;)
このうち、主力は壮年で構成された朱雀隊で、前線に送り出され、
朱雀隊を補完するのが青龍隊、彼らが国境を守っていたそうです。
そして白虎隊は備えとして留め置かれたそうですね。
留め置かれていたからこそ、実際に敵と刃を交えることはなく、
鶴ヶ城の落城を遠くで眺めて、落城したと思って自殺してしまった
悲劇に繋がったのではないでしょうか。

  • そういえば温泉宿に泊まった経験は少ないな‥

この本に出て来るお寺や街並みとかは、
私も割りと行った事のあるスポットが多かったのですが、
そういえば温泉は少ないな‥という感じですね。
温泉めぐりは私は好きなのですが、
学生時代は貧乏旅行をすることが多く、
温泉宿なんてほとんど泊まらなかったため(^^;)
まだ体験は少ないのかな、という感じですね。
また、一人旅だと、温泉宿はなかなか
泊まり辛いということもあって‥
あと、「世界遺産」として白神山地等と一緒に
紹介されている屋久島は、私は今年のゴールデンウィーク
出掛けたばかりなのですが、実際に旅している時は、
そんな凄いところに来たといった心地は無かったです。
しかし、こうやって本などで「世界遺産屋久島」と
紹介されているのを見ると、
「その屋久島に行った」という事実が、
なんだか有難味が増してきたような、
そんな感じがしてしまいます‥(笑)