「「冬ソナ」にハマった私たち」 (はてな年間100冊読書クラブ 74/100)

  • 「専業主婦のおばさんがハマった」それ以上の内容は無いかな‥

一時期大ブームを巻き起こした「冬のソナタ」について、
女性の著者が、主にファンからの意見を基にしてまとめた本ですね。
ただ、女性読者からの手紙を基にしているだけに、
一般的にも知られている「専業主婦層のおばさんがハマった」
以上の分析には、なっていないような気がしました。
まぁ確かに、今までは日本のテレビ局は、
「お昼のメロドラマ」以外に、主婦層向けのドラマを
作ってこなかった、というのは事実ですよね。夜のドラマでは、
時代劇と「火曜サスペンス」「土曜ワイド劇場」
以外の連続ドラマは、ほとんど若い層向けでしたよね。
今まで主婦層の彼女達を対象にしたドラマは
確かに無かったです。「基本的に専業主婦は
お金を持っていないので、消費が見込めないため、
彼女たち向けの宣伝を入れる価値が無い」と
各スポンサーが判断していたためでしょうか。
可処分所得は、有閑マダム層を別にすれば、
当然独身貴族層のほうが多かったでしょうから。

  • 「韓流」ブームも今は下火に‥

あと、なぜ「ヨン様」が人気になったのか、
そして冬ソナを機に韓国ブームが起こったこと
(韓国に行くおばちゃんが増えた、
相互理解が深まった、など)等が取り上げられていましたね。
ヨン様については、韓国ではその「純潔イメージ」を守る
工夫もなされていたようです‥(^^;)
まぁ日韓の間には竹島問題とか色々な問題がありますし、
私個人的には、韓国とはあまり仲良くしたくは
無いと思っているので(笑)
冬ソナブームとそれに続く「韓流」ブームとやらを、
ちと歯痒い思いをしながら眺めていたんですけどね‥(^^;)
加えて「冬ソナ」の放送に始まって、
「韓流」ブームを手がけて煽ったのが、
天下の公共放送であるNHKです。
本来なら日本国家の利益を図るべき立場である筈の
NHKが、そこまで韓流に肩入れするのもいかがなものか、
という感もありました。幸いその韓流ブームとやらも、
今はようやく一息ついたようですけど。
‥って書きながら「韓流&韓国」ブーム批判に
なってしまった感じもありますな‥(^^;)