FIFAワールドカップ4日目 オーストラリア3-1日本

  • 終盤に悪夢の、まさかの3失点‥

はぅ〜後半も半ばを過ぎて「このまま1-0で逃げ切れるかな」
と思っていた所に立て続けに3失点、
まさに悪夢の瞬間って感じでしたね。
これほど落胆したのも、正直久しぶりって感じでした。
テレビを見ていて唖然ぼう然としてしまっていました
‥おそらく選手の皆さんも
そういう心地だったのではないでしょうか?

  • 前半は、ラッキーな試合展開から勝てると思っていましたが‥

ただ、前半からオーストラリア選手の高さの前に
押され気味の試合展開が続いてしまっていましたね。
ボールを奪われてばかりいた訳でも無いのですが、
チャンスは正直少なかったですよね。
そんな中で、中村俊輔選手のラッキーな先取点、
正直見ていて「あれが入ってええんか?」という感じでしたけど(^^;)
得点は得点、この運の流れを大切にしていきたいな、
という感じの前半でした。
あと、GK川口能活選手の見事な仕事ぶりも、目を引きましたね。
ゴール前のフリーキックなど、何度も決定的な瞬間を防ぎ、
「今日は川口神モードか、ラッキーな先取点といい、
これはこのまま勝ってしまうかも」と思わせた前半でした。
フリーキックなどでチャンスを与えてはしまうものの、
失点は防いで、よく守れているなと思っていました。

  • 相手が攻撃に出て来たときに、追加点が欲しかったです‥

しかし後半、特に後半の終盤は、そんな流れが一変してしまいますね。
さすがは名将・オーストラリアのヒディング監督、
後半に選手交代のカードを切ってくるのですが、
これがズバリと的中しますね。例えばFWに投入された
ケネディ選手は、その高さでゴール前で
日本選手に競り勝つシーンが目立ってきました。
日本としては、オーストラリアが攻勢に転じてきたこの時間に、
逆襲に転じて、追加点が是非とも欲しかったところでしたね。
オーストラリアの守備が薄くなったため、
カウンター攻撃が決まるようになり、
相手ゴールを脅かす場面も出てくるのですが、
ここでなかなか決められません‥
FWで起用された柳沢敦選手と高原直泰選手ですが、
もっと積極的にシュートを打ちに行っても
良かったかと思います。全体的に、あまりに大事に
ボールをキープし過ぎって感じがしました。
日本攻撃陣の決定不足は、結局本番でも相変わらずでしたね。
あと、パスミスが目立った三都主アレサンドロ選手も、
こちらも相変わらずだなぁ、という感じでしたね。
事前に露呈していた欠点がそのまま出てしまっては、
やっぱ相手はそこを突いてきますよね‥

DF・坪井慶介選手が負傷交代して茂庭照幸選手が投入され、
ここで1枚カードを切らざるを得なかった、
というところもありましたけど、ケイヒル選手など
途中出場選手が全3得点を挙げた、
ヒディング監督に比べて、ジーコ監督は選手交代が
有効に使えませんでしたね。同点にされてから、
柳沢選手から小野伸二選手に交代がありましたけど、
これは、同点にされて、勝ち越し点をゲットするのが目的ではなく、
FWを高原選手一人にして守りを強化しようとする
(=引き分けを狙う)消極的な策だったような気がしました‥
そして、リードを許した後に、「切り札」大黒将志選手の
投入はあまりにも遅すぎたような‥
大黒選手を投入するのなら、オーストラリアが攻勢に転じて
守りが薄くなり、カウンター攻撃が決まるようになった
あのタイミングしかなかったのでは無いでしょうか。
あそこで投入しておけば、オーストラリアにプレッシャーを
かけられた可能性も、高かったのではないかと思います。

  • 同点から一気に逆転されて‥

そして相手のフリーキックを逃れた後、
「一息ついた」油断を突かれて、コーナーキック
川口選手が飛び出してしまい、同点ゴールを決められてしまいます。
ここまで神モード発揮中だった川口選手ですが、
これは痛かったなぁ‥と。
この後、立て続けに2点を取られてしまった惨状は
見ていてあまりに辛く悲しかったですね。
3点目は、駒野友一選手が、ボールを持っている
オーストラリアの選手の傍で接触をしようとして
出来なかった、そんな感じがしてしまいましたけど、
もっと積極的にぶつかりに行って欲しかったな、と思います。
リードされているし、時間も無いし、
PKを怖がる状況ではなかったかと思いますが‥

  • 最後は身も心も力尽きて‥見ていた私も放心状態‥

暑い中の試合で、体格&体力的に劣る日本選手は
体力の限界だったのか、あるいは落胆してしまったのか、
もはや全然動けずに、立て続けに2点を奪われてしまいました‥
リードしたまま終盤戦に突入して、私は一度は
「このまま逃げ切り」を意識してしまったので、
それが一転して同点に追いつかれ、挙句の果てに逆転されて、
という展開は、あまりに過酷な事実が、
一度に突きつけられたような心地がしました。
ロスタイムの失点でW杯出場を逃した
ドーハの悲劇」に匹敵する惨事として、
このオーストラリア戦が今後サッカーファンの間で
記憶される試合となったのかもしれません‥