大相撲春場所 総括
先日終了した大相撲春場所は、久しぶりに盛り上がりを見せた、
という感じですね。千秋楽の、朝青龍と白鵬が両方とも本割では負けて
優勝決定戦へ、という展開はまさか予想出来ませんでした。
まずは白鵬、本割では7勝7敗で勝ち越し＆大関の座をかけている
魁皇との対戦、ということで心境は複雑だったと思いますが、
その迷いもあったのか、あっさり負けてしまいましたね。
観衆の魁皇への声援及び、自身も既に13勝を上げ、
大関昇進を確実にしているところから、
いまいち気合が欠けていたのかもしれないですね‥
この一戦に負けて、その結果魁皇が引退を発表すれば、
どうしても悪者扱いは免れませんし、また白鵬自身の気分も
良いものではなかったと思われますから‥
そしてこの白鵬の敗戦を見届けて、気合が入った筈の
横綱・朝青龍ですが、こちらは大関・栃東に敗れましたね。
朝青龍がこのような「勝てば優勝」という大事な一番を
落とすことは珍しいと思います。しかし結果的には
朝青龍・白鵬を倒して12勝3敗の栃東、
かえすがえすも序盤の下位相手の敗戦が惜しまれますなぁ‥
まぁお陰で、横綱取りの希望は、来場所以降に繋がった訳ですが‥
そして優勝決定戦では、プレッシャーからふっ切れた白鵬が、
魁皇戦とは別人のように（笑）良い相撲を見せましたね。
決定戦は熱戦になりましたけど、最後は、
「横綱たるものが本割と決定戦、同じ相手に2度負けられない」
という執念で朝青龍が勝った、という感じでしたね。
今場所は優勝を奪還しましたけど、白鵬や栃東の頑張りもあって
「必ずしも朝青龍一強状態ではない」
という雰囲気になりつつありますね。
これを機に、朝青龍にも更なる前進を希望したいものです。
また白鵬も大関昇進を決めて、
今後は初優勝に向けてますます頑張って欲しいですね。
そして今場所は怪我の影響もあってもう一つの成績に終わり、
話題から取り残された感じの琴欧州の奮起も希望したいですね。
先場所までの琴欧州今場所の白鵬と、
横綱・朝青龍に挑戦権を叩きつけられるような力士が
登場しつつあるって感じで、来場所以降も相撲は面白くなりそうですね。
