「新本格魔法少女 りすか2」(はてな年間100冊読書クラブ 33/100)

新本格魔法少女 りすか2 (講談社ノベルス)

新本格魔法少女 りすか2 (講談社ノベルス)

  • 新キャラ「ツナギ」が登場!

西尾維新さんの「新本格魔法少女りすか」シリーズの2作目ですね。
前作では個人的にちょっと後味の悪いストーリーもありましたけど、
(前作の感想は↓になります。)
http://d.hatena.ne.jp/yukino77/20060307/p2
今回はそういった系統のストーリーは無かったですね。
新キャラのツナギが登場して、キズタカを巡って、
りすかとツナギが三角関係の様相を呈してきたりしますね。
今回はツナギがメインという感じでしょうか。
3話中2作で、りすかはほとんど登場しませんから(笑)
(ツナギは2話に登場します。)
りすかの登場する1話は、ツナギvsキズタカ・りすかの
壮絶な戦闘でしたね。その後、対6人の魔法使い
という点で利益が一致し、ツナギとキズタカ(&りすか)は
一種の共同戦線を張ることになります。)

  • 大人びた主人公・キズタカの過去も

また、ツナギ・りすかの両キャラともほとんど登場しない、
第6話の「出征」は戦闘モノでは無く、
キズタカ自身の自伝というか、過去や家族関係に触れられており、
「りすか」シリーズでは異色のストーリーとなっていますね。
一巻ではキズタカはちょっとムカつく奴でしたけど(^^;)
この「出征」を読んで、少しは収まったかな、という気もしますね‥
「出征」のタイトルが示すように、
キズタカとりすか・ツナギの三人組はラストで旅立ちます。
次巻以降で、いよいよ6人の魔法使い達との戦いが
本格化していきそうですね。3人で戦うシーンも見られそうかな。
(うち1人は今回倒されています。この魔法使いが、
人を殺すことを何とも思っていないなど、
ワルぶりを見せつけてくれたため(笑)、
今回は後味が悪くなかったかな、という感じですね。)
あと、この本の帯には「この本のあらすじを、
決して人には話さないで下さい」とあったりしますけど、
結構あらすじを語ってしまっていますね‥(笑)
まぁここは大目に見てやって下さい‥(^^;)