松永幹夫騎手、重賞Vで引退に花を添え(先週の重賞レース回顧「阪急杯」)

  • 松永騎手、重賞V&1400勝達成で見事な締めくくり!

阪急杯はこの日を最後に引退する松永幹夫騎手の
ブルーショットガンが一気の差し切りを決めましたね。
最後の重賞騎乗とはいえ人気薄の馬で、
ゴール前突っ込んできた時は、
「まさか、まさか」という感じでしたけど、
こういう劇的なこともあるものなんですね。
この日の松永幹夫騎手は「残り2勝で1400勝達成」
という状態で迎えていたものの、
序盤のレースで人気馬に乗りながらも
勝利をモノにする事が出来ず、「もう1400勝は無理かな」
と個人的には思っていたのですが‥(^^;)
しかしこの阪急杯、そして断然人気馬に乗った
最終レースを連勝して、見事に1400勝を達成して締めくくりました。
人気薄の馬での快勝の阪急杯は、さすがという感じでしたね。
その一方でコスモサンビームはレース中に心不全を発病して死亡、
かわいそうでしたねぇ‥

  • 調教師として、良い馬&弟子を育てて欲しいですね

まだまだ騎手としても十分やれると思いますけど、
松永騎手は怪我で腎臓を片方摘出しているとのこと、
もう体に無理は効かないのかもしれないですね‥
フリーとなる騎手が多い中で、最後まで山本正司厩舎所属を貫き、
山本師とは固い師弟関係に結ばれていた松永騎手、
今後調教師となっても、良い馬&弟子を育てて欲しいものです。
地方競馬の騎手や外人騎手の中央競馬への参戦が増え、
新人騎手にとって厳しい環境になりつつありますけど、
そんな中で新人騎手の成長を優しく見守ってくれるような調教師に
なって貰いたいな、と思っています。

松永騎手といえば印象的な馬は、イソノルーブルですね。
1冠目の桜花賞で1番人気に押されながらも、
レース前に落鉄してしまって4着に敗退しました。
2冠目のオークスでは距離不安から人気を落としましたが、
見事な逃げ切りで雪辱を期しましたね。
当時は「裸足のプリンセス」と言われたりもしましたっけ‥
あとは、クラシックレースをあと一歩で勝てなかった
メジロブライトも印象的です。そういえば松永騎手は、
最高峰のG1レース勝ちは、全て牝馬によるものでしたよね。
あと、昨年の天覧競馬の天皇賞・秋を勝った後に、
観覧していた天皇陛下に馬上で礼をした場面も、印象に残っています‥