「Memories Off 〜それから〜」 第5回「True Story」

  • 第5回 True Story
  • 本編上で散りばめられていた伏線が明らかに

昨日の果凛ちゃんシナリオを終えると、
タイトル画面に「True Story」が追加になっていました。
「True Story」ですから、文字通りこのゲーム「メモそれ」の
ベストエンディングのシナリオ、ということでしょうか。
この「True Story」では、主人公・一蹴の断片的な記憶として
本編中に各所に伏線的に散りばめられていた、
一蹴が巻き込まれた交通事故のことや、
一蹴が仲良くしていた「つばさちゃん」についての、
真実が明かされるという展開になっていました。
でも、この種明かしは、なんとなく想像はついていましたけどね。
「「陵いのり」=「つばさ」?、でも、「つばさ」は名前が違うなぁ
‥「みずいろ」の進藤姉妹のように、
こっそり入れ替わっているのかな?」」という感じで。
あと、ヒロインの「陵」という苗字自体も怪しかったし(笑)
「陵(=墓)」なんて縁起の悪い苗字は
改姓とかするでしょうから、今の社会ではまず無いですよね‥(^^;)

  • ここでも「最後にもう一騒動」

ラストシーン近くで、「いのり=つばさ」で収まりかけたものの、
二人が元サヤに戻ったら、本編中からずっと色々仕掛けてきていた
飛田扉が納得しないのでは‥?と思っていたら、
やはり最後まで「もう一騒動」は健在でしたね(^^;)
最後までムカつく存在であった飛田扉ですが、
奴が仕掛けたお陰で、いのりと一蹴にとって触れたくない過去が
明らかになりましたけど、その後色々あったものの、
二人は再び強固に結ばれたわけですから、
トゥルーエンド上から見ると、飛田扉が果たした役割には
感謝しなければならない、という感じですな(笑)

  • でも、そこまで秘密にすることなのかな‥?

でも、この秘密が、いのりにとって、大好きな一蹴をフッてまで
(=傍にいられなくなってまで)隠さなければいけない
事だったのかなぁ、という疑問は残ります。
「つばさちゃん」がいなくなって、一蹴が心を閉ざしてしまった
過去があるとはいえ、既に大人になった一蹴には、
飛田扉の言い分ではないですけど、
いつまでも辛い過去を封印するのではなく、
過去の現実を直視する義務があるのではないでしょうか?
いのりも、自分が逃げてしまうだけではなく、
自分の隠していた秘密と一蹴の封印している秘密
双方が共に秘密に向き合うように
行動を起こすべきだったかな、という感じもしますね。
ただ、この「主人公が過去の辛い現実を封印している」
というパターンは、ギャルゲー界の有名な作品
Kanon」と同じ展開ですよね。
それに気づいた時点で、少し興ざめしてしまいました‥
これは、一種のパクリと言っても、過言ではないような気がします‥