「教育貧民―減収増税時代でも減らない「教育費」事情」(はてな年間100冊読書クラブ 7/100)

教育貧民―減収増税時代でも減らない「教育費」事情

教育貧民―減収増税時代でも減らない「教育費」事情

  • 「年収の大小に関わらず、教育費は一定」ですね

私には子供がいるどころか、結婚すらしていないですから(笑)
教育費なんてまだまだ縁遠い話ですけど、今後の備えもあって(笑)
目を通してみました。しかし、やっぱ子供を育てるのには
非常にお金がかかるのですね‥ため息が出てしまうと同時に、
なるほどこれでは少子化の流れもむべなるかな、という感じがしました。
「おけいこごと」に沢山通わせて、そのお陰で教育費が膨らんでしまう、
というケースが多いみたいです。「家計が豊かでなければ
習わせなければ良いのに」、と思いがちですが、
「隣の家の子が習っている」とか「子供が習いたいと言い出した」といった
事情があると、習わせずにはいられないって感じでしょうか‥(^^;)
「年収が高くても低くても同じようにかかるのが教育費」
とのことなので(^^;)低所得層にとっては大きな負担となるって感じですな。
そして真っ先に削られるのが、父親のお小遣いってところでしょうか(笑)

  • 教育費は、貯められるうちに貯めておくべき

この本では、子供の成長に合わせて、教育費がかかる時期
(中学生以降に負担が大きくなる)に向けて、「子供が就学前や
小学校低学年頃の間に、資金をしっかり貯めておくこと」と説いていますね。
従って、この時期に「おけいこごと」に通わせるのは
程々にしておくのがベターとのことです。
幼少期はおけいこごとに通わせても、多少スタート地点が早くなりますけど、
結果的にはあまり変わらないそうですね。
そして小学校高学年になると、中学入試に向けて子供の塾通いが
はじまるため、この時期以降のに貯蓄を増やすのは難しくなるそうです。
通常の費用だけではなく、「夏期講習」「冬期講習」「模試」など、
様々な出費がありますから‥考えてみれば私の頃もそうでしたね。
これらの費用は別払いだったなぁ、と思い出します。
もちろん模試代とか親に請求していましたけど(笑)
一日の試験でも何千円とコストがかかりますし、
回数を重ねればバカにならない金額に増えてしまいますよね‥

  • 子供の職業観を、一緒になって考える事が必要

子供が高校生になる頃には、あらかじめ家の資金的な余裕を
子供と話し合っておく必要があるそうですね。
「大学は地元で」とか「大学院は無理」とか。
まぁ何時まででもすねかじりをされたら困りますし(笑)
小遣いはアルバイトで稼がせる、あと将来ニートにならないように、
「子供の職業観を確立させておく」ことも重要だそうです。
確かに、社会人として働く事をイメージさせておく事は
大事でしょうね、そしてここは両親の出番って感じですな。
社会人経験のある親のアドバイスは効果的だと思います。
反抗期など親との会話が少なくなる頃でもありますし‥(^^;)
親が親らしさを見せられる、グッドタイミングですね。

  • 子供がニートになってしまうと、費用対効果は最悪(笑)

また、子供がニートになってしまって、
「お金を稼がないどころか親の貯金を食い潰す」状態になると、
親の老後プランが崩壊してしまう、と警告を鳴らしていますね。
確かにいつまでも子供の面倒を見るわけにもいかないし(苦笑)
大学まで入れて高い学費を払って教育費をかけてきて、
せめて社会人になったら生活費を入れて欲しいところですけど、
それがニートになってしまったら‥と思うと、
費用対効果が末恐ろしいって感じですな(笑)
もっとも、大学に行かせるよりも、高卒で働かせた方が
教育費的な費用対効果は高いそうですが‥(^^;)
大学は4年間もありますし、
まして地元を離れて下宿なんてことになったら、負担は大変ですよねぇ‥
私は実は親元を離れて大学に通いましたけど、
もう少し親に感謝しても良いのかな、と思ったりしました(^^;)