「戦後史」(はてな年間100冊読書クラブ 1/100)

戦後史 (岩波新書 新赤版 (955))

戦後史 (岩波新書 新赤版 (955))

  • 今年は「年間100冊」を目標に

新年最初の読書録になります。
昨年は「7月から12月までの半年間で50冊」を目標にして、
結果的には90冊位読む事が出来ました。
今年は、「1月から12月までの1年間で100冊」を
目標にしたいと思います。昨年の実績からすれば、
もう少し読めそうな気はしますけど、
とはいえ年間150冊(=2.4日に1冊ベース)は
ちょっと苦しそうなので、今年も目標は100冊にしておきます(^^;)
今年の1冊目は、岩波新書の「戦後史」となりました。
昨年は戦後60年、先日読んだ「あの戦争は何だったのか」もそうですが、
太平洋戦争及び戦後を振り返る一つの節目でもあり、
私なりに理解をしておこうかな、という感じで
手をつけてみました。

  • 少し左翼的な内容かな‥(^^;)

正確には戦後は今も続いているわけですから、
歴史家の評価等が定まってはいない時代なので、
どうしても「戦後史」の内容を書こうとすると、
著者の主観に、ある程度左右されてしまう感は否めないですよね。
そしてこの本の内容は、朝日新聞からの引用が多かったように、
どちらかというと左翼系に傾いていたカナ、と思います。
靖国問題とかにそういう偏りが見られました‥

上記の点を除けば、高度成長期やその後のオイルショックを経た
低成長期等を経て現代に至るまでの「戦後史」を
コンパクトにまとめていたと思いました。
ただ、最近発売された本だからかと思いますが、
「9.11テロ」はともかく、「小泉内閣」を取り上げたのは
少々端折り気味の感もありますね。
現在も続いている内閣、当然歴史的評価などされていませんし、
また小泉政権がここまで何の政策を実施したかというと、
今のところ郵政民営化くらいしかないですから‥
「戦後史」に取り上げるほどの中身は無いのではないかと。
まぁ、小泉純一郎首相の「選挙対策」は
ここまで非常に上手かったとは思いますけど。