「マリア様がみてる 未来の白地図」(はてな年間100冊読書クラブ 92/50)

  • 瞳子ちゃんの「ツンツン」ぶりがキツ過ぎて(^^;)

今年最後の本の感想になりますね。
半年で92冊、予想以上に読めたなという感じです。
最後は、今月末に発売された「マリみて」シリーズの新刊ですね。
前回までの島津由乃さんに続いて、今回は遂に福沢祐巳ちゃんの
妹が決まるかと思いきや、そうは問屋が卸さないって感じで(笑)
まだまだ引き伸ばしてくれそうですね。
しかし、今回は松平瞳子ちゃんのツンデレでいえば
ツン部分が炸裂していたって感じですな(^^;)
最近人気の「ツンデレ」ですけど、
瞳子ちゃんほどツンの度合いがキツイと、
個人的には少々付き合いきれないかな、という感じですね‥(^^;)
ラスト近くの挿絵の表情、めっちゃキツイというか怖かったです‥(^^;)
でも、今までは鈍感なはずの祐巳ちゃんが
今巻の最後では一気に瞳子ちゃんに告白までしてしまいますから、
ストーリーの展開的には、
ちょっと唐突過ぎという感じもしてしまいました‥(^^;)
祐巳ちゃんを駆り立てたものといえば、
由乃さんの妹候補・有馬奈々さんの山百合会メンバーへの紹介が
つつがなく終わって、「残るのは自分だけ」って感じで
祐巳ちゃんが触発されてしまったのかな(笑)

しかし今回の「未来の白地図」のこの涙の終わり方
&やきもきさせる展開は、マリみてシリーズでは有名な
レイニー止め」の再来って気がしますね‥
まぁ「レイニー止め」と同様、
次巻ではしっかりと解決していそうな展開が
既に見えているという感じもしますけど(苦笑)
断られたとはいえ、祐巳ちゃんは瞳子ちゃんを
諦める気配は見えないですし(笑)
瞳子ちゃんのツンの理由が、瞳子ちゃんの家庭環境にありそうなので、
時間はおそらくはそれを祐巳ちゃんが知って‥という感じかな。
解決に祐巳ちゃんが一役買いそうですね。
そういえば小笠原祥子さまにデレデレだった筈の祐巳ちゃんも
わらしべ長者では嫌」ということで
祥子さまの最初の「妹にする」申し出を断っていましたね。
今回の瞳子ちゃんも「同情からの申し出は嫌」ということなのかも。
一回断られるのが紅薔薇の伝統になるのかも(笑)
まぁ次巻あたりでは、「デレデレ瞳子ちゃん」が見られるかも(笑)

  • 3年生には卒業の気配が

「薔薇のダイアローグ」は、祥子さまと支倉令さまの
麗しき友情って感じのエピソードでしたね。
そろそろ3年生のお姉さま方には、卒業の気配が忍び寄ってきますね。
まぁ祥子さまと令さまの卒業で「マリみてシリーズ」は
終わりで良いかも、という気が個人的にはしています。
祥子さまと祐巳ちゃんの二人がメイン的な存在でしたし。
妹離れを決めた令さまに対して、
祥子さまは「私は、祐巳がいるリリアンに残るから」
まだまだデレデレモードが続きそうですな(笑)