第50回有馬記念 回顧

昨日の日記でも書いたとおり、外出の途中だったため、
自宅ではなく、名古屋駅西口の屋外放送で中継を見ていました。
レースは、ここまで無敗でクラシック三冠を制していた
3歳馬◎ディープインパクト
圧倒的な人気になっていました。
ディープは普段通り中団からレースを進めていましたが、
今日は普段とは違って先行策を取って早めに抜け出した
ハーツクライに、詰めよりはするも少し及びませんでしたね。
ハーツクライルメール騎手が、好判断で上手く乗りましたね。
前走のジャパンカップなど、これまでG1競走では
2着が多かったハーツクライのこれが悲願のG1初制覇ですから、
本当なら、「良かった」というべきところなのでしょうけど、
個人的にはディープが遂に負けてしまったシーンを
目の当たりにして、少々ガックリしてしまいました‥

  • 無敗のまま海外挑戦をして、夢を繋いで欲しかったな、と。

私は、ディープインパクトの三冠レース
皐月賞日本ダービー菊花賞)の時には、
競馬関係のマスコミのみならず、
むしろ競馬人気の低迷に悩む主催のJRAが、
スターホースの誕生を自ら積極的にPRして
ディープインパクトブーム」を煽っている印象を受けましたから、
「レースには絶対は無い、もし万が一負けたらどうするんだ」
という感じで、少し苦々しく思っていました。
しかし、こうして実際に「レースには絶対は無く」
ディープインパクトが負けてしまうと、
それもここまで国内の馬に何頭も先着を許している
ハーツクライに負けてしまったので(^^;)
「最強馬」ディープインパクトも、
これで底が見えてしまった感じがして、
ちょっとガッカリというか、
思いっきり落ち込んでしまいました‥(^^;)
今年は無敗のまま終えて「国内には既に敵無し」ぶりを示し、
来年予定されている海外遠征に、私を含めた競馬ファン
夢と期待を繋いで欲しかったかな、という感じですね、
野球のイチロー選手や松井秀喜選手のように。
今回は、「あぁ私も実は単なるディープファンに過ぎなかったんだな」
ということを実感した一日でもありました。

  • ディープ以外の馬について

ディープインパクトがらみの話題ばかりになってしまいましたが、
レース自体は、各馬が自分なりのレースをして、好内容だったと思います。
このレースで引退のタップダンスシチー(12着)は、
結果は伴いませんでしたが、
積極的に先行して自分のレースをしていましたし、
あと、五十嵐冬樹騎手に戻ったコスモバルク(4着)が
久しぶりに見せ場を作ったのも良かったですね。
五十嵐騎手は少しは雪辱を期したというところでしょうか。
逆に、2番人気の▲ゼンノロブロイ(8着)は
見せ場がありませんでしたね。
昨秋は天皇賞(秋)ジャパンカップ有馬記念
G1レースを3連勝したロブロイが、
今年は勝ち星が遂にありませんでしたね。
残念ながら今年はピークが過ぎてしまっていた、
というところでしょうか。
3着は横山典弘騎手の△リンカーンでしたけど、
横山騎手は嘗てのお手馬のハーツクライに勝たれて
悔しいところでしょうね‥(^^;)
天皇賞(秋)ゼンノロブロイの騎乗依頼を受け、
結果的にハーツクライを捨てたことになったことは
今となっては残念無念というところでしょうか。