大相撲九州場所 総括

大相撲九州場所は、朝青龍が優勝、年6場所完全制覇を果たしましたね。
あわせて年間最多勝も達成、今は朝青龍の前に敵無しって感じです。
今まではプレッシャーとは無縁に見えた朝青龍ですが、
九州場所の終盤では年間完全制覇&最多勝に向けて、
本人はプレッシャーを感じていた事を告白していましたね。
これは少し意外って感じでした(^^;)
朝青龍って優勝を決める一番とか強さを見せるので、
大一番を前に固くなるとか、そういうプレッシャーとは
無縁の存在かと思っていましたけど‥(^^;)
今までの「憎々しげ」というイメージが
少しは変わりそうな予感です(笑)
しかし「年間最多勝」という言葉だけでは、
「今は大関陣が弱いし、相手に恵まれているだけ」
という印象を受けてしまいますが、
「84勝6敗」という数字に置き換えてみると、
改めて強さを実感するって感じですね。
1場所で1敗しかしていない勘定になりますから。

大関取りが掛かっていた関脇・琴欧州ですが、
序盤は初日にいきなり黒星を喫したり、優勝争いをしていた先場所で
苦杯を喫した因縁の相手・稀勢の里に再び敗れるなど、
上記の朝青龍とは逆にプレッシャーに弱そうな面を引き続き見せて
「これでは終盤崩れるかな‥」と思っていましたけど、
13日目に朝青龍に勝ち、終盤は持ち直して
見事に大関取りを決めましたね。
朝青龍の6敗のうち2敗はこの琴欧州がつけた、
ということもあり、大関に昇進して「朝青龍のライバル」
として更なる活躍が期待されますね。
しかし大関陣に琴欧州が加わることによって、
朝青龍の独走を全く止められない
ヘタレな「お笑い大関陣(笑)」では無くなってしまうなのが
ちょっと残念な気もします‥(笑)
ヘタレ大関を象徴する「クンロク(9勝6敗)大関」や
毎場所誰かがカド番のピンチになりながらも
(結果的に)星を回しあう格好になって
カド番脱出を助け合っている「大関互助会」という言葉は、
今の琴欧州にはあてはまらなさそうですから。