「こうして私は世界No.2セールスウーマンになった」(はてな年間100冊読書クラブ 57/50)

こうして私は世界No.2セールスウーマンになった

こうして私は世界No.2セールスウーマンになった

先日の「話し方の本」に続く、和田裕美さんの本ですね。
「世界No.2セールスウーマン」になるまでのきっかけ、
というと、強引に思える営業方法とか
セールストークとかそういう点を思い浮かべてしまいますが、
強引に売り込むのではなく、欲しい・やりたいと思っている
「相手の背中を少し押してあげる」ことが大切だと書いてありますね。
あと、「前向きな気持ちをもつこと」も重要だそうです。
しかし著者の和田さんは単純というか(^^;)、
前向きというか、この心の持ち方は凄いって感じですね〜。
何にでも「わくわくしたい」そうですけど。
営業をするのなら、こういった感じで
常に前向きな心持ちでないとダメなのかな。

  • セールスのコツは「相手の背中を少し押してあげること」

和田さんの業務は、大型書店のエスカレーターの傍などで見かける
英会話学校の(キャッチ)セールス」ですね。
私は書店で見かけてもまず無視してしまいますけど(笑)
英会話学校って非常に料金高いし(笑)
そんな胡散臭く見られてしまいがちな仕事ですが、
和田さんのセールス方法は、「英語が上手くなりたい」と思っている
お客さんに対して「始めるのなら早い方が良いですよ」
という感じで「背中を押して」契約にこぎつける、
というパターンのようです。
確かに、欲しいと思っていない人に対して、
強引なセールスで売りつけようとすると、
反発を買いそうですけど、「上手くなりたいと思っている」
潜在的顧客層を相手に、「背中を押してあげれば」、
元々意志はあったわけですから、「強引に売りつけられた」という
イメージは抱かないですよね。なるほどな、という感じでした。

  • 部下を育てる方法も

また、実績を上げて昇進し、部下を持つようになります。
赴任した新潟で年上の部下に「あんたなんて上司と認めない」
と言われたり、また「部下のために」手取り足取り教えた筈なのに、
その部下に逃げられたりしまったりして、
(あまりに部下の業務を代行しすぎたため、
「自分の力がつかない」と思われてしまった)
部下育成に実際に苦労されたことも取り上げられていますね。
このあたりは「部下育成の失敗談」という感じで、
非常に勉強になりました。