愛知万博 遂に閉幕
昨日、遂に愛知万博(愛・地球博)が閉幕してしまいましたね。
私はそれほど万博にハマッた訳ではないですけど
(それでも2回行きました)でもいざ本当に終わってしまうと、
少し名残惜しい感じがしますね。
東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンなどの
テーマパークとは違って、期間が有限でしたから、
それゆえにあれだけ盛り上ったのかも。
- 入場者数は2200万人を突破
総入場者数は目標の1500万人を大きく上回り、
2200万人に達しましたね。お陰で赤字運営は免れそうで、
地元民としては何よりって感じです‥(^^;)
まぁ、4回入場すればモトが取れる「全期間入場券」
使用者の平均入場回数が10回とのこと、
これで水増しされている分はありますけど。
しかし、中にはこの「全期間入場券」を使って
毎日来た地元住民もいるそうですね。結構年配の方で、
体調が悪いときには点滴を打ってまで来たとか‥(^^;)
まぁそのムダな努力には苦笑するばかりですが‥
私も最初来た時に、予想以上に面白かったので、
「全期間入場券」買って全てのパビリオンを見ようかな、
とも思いましたけど、まだ父の入場券が1枚残っていたので、
(父は「全期間入場券」を買ったので、普通の入場券は不要になりました)
結局私は「全期間入場券」買うのを止めたのですが。
2回だと、マンモスとか企業パビリオン等の
人気どころを回るので精一杯って感じですけど、
「全期間入場券」があれば、外国館もこまめに回れたかな、
と思いました。何回も行けば、さすがに企業パビリオンも
そのうち飽きて、入ろうとは思わなくなるでしょうから‥(^^;)
- 開幕から暫くは低調に推移
開幕時は「弁当持ち込み禁止」が物議を醸したり
(持参の弁当で食中毒になれば、それは自己責任でしょう)
会場までの交通機関「リニモ」が故障したこともあって、
開幕から1ヶ月ほどは入場者数が伸びませんでしたね。
後から思えば、この3月〜4月に出かけておけば、
人気パビリオンも割と楽に見られたのでしょうけど、
(ただ、どのパビリオンが面白いか、といった情報も
まだあまり出回っていなかったでしょうけど‥
最初は、日立グループ館よりもトヨタグループ館のほうが
ロボットのショーとか、話題を集めていましたね、確か。)
序盤の人出は鈍かったですね。
開幕日には雪が降ったりして気候も悪かったため、
入場者が4万人程度、この日が全期間の最低入場者数だったそうです。
- そういえば「サツキとメイの家」予約騒動もありました‥
私もこの頃は「サツキとメイの家」の観覧予約をするため
会社を休んで(笑)ローソンで並んだものの、
予想以上に凄い行列が出来ていたことにまず驚き、
そしてローソンのロッピーの回線が激混みで、
行列が全く動かないまま、結局予約が取れなかったりもしました。
この頃は皆、まだ様子見ムード的な感じだったのでしょうね。
私も手元に入場券はありましたけど(会社から支給)、
次月の「サツキとメイの家」の予約を待とうかな、
という感じでまだ行こうとは思いませんでした。
(この後、ローソンではなく、ハガキでの申し込みに代わりました。)
まぁ名古屋人は腰が重いというか、新しいものには
すぐには飛びつかない保守的なところがありますから、
そういった地元民の性格もあって、序盤は空いていたんでしょうね。
この頃にイベントを打っておけば、
もっと入場人員は増えたのではないかと思います。
(もっとも、「大相撲万博場所」とか、
日替わりイベントは開催されていたようですが)
- 運営的にはまずまず成功?
「ペットボトル持ち込み禁止」などの厳しい規制が功を奏して、
幸いテロ等の大事件は起こりませんでしたね。
しかし上記の「弁当持ち込み禁止」は物議を醸しましたし、
あと、夏休みに計画されていた「EXPOオールスターパレード」は、
パレードの到着点が退場者で混みあう北ゲート付近に
設定されていたこともあって、事故が起こってしまい一時中止、
結局ほとんど実施されませんでしたね。
このあたりは運営的に不味かった面だと思います。
ただ、入場者数が次第に上向いたところは、
運営的には総論的にはまずまず良かったと言えるのではないでしょうか。
- ただ、外国人入場者は少なかったですね。
「万博」ということで、地下鉄やリニモにも、
日本語と英語の表記の他に、中国語やハングル・
はたまたポルトガル語(ブラジル人が多いから?)まで
見かけるようになりましたけど、ただ会場では外国人観光客は
あまり見かけませんでしたね。こちらは予想を下回ったそうです。
外国人で多かったのは順に、台湾・韓国・中国の順だったそうですが、
これらの人達は、言葉以外では日本人とは見分けがつき辛いですし‥
また「全期間入場券」のリピーターを中心に、
愛知県を中心とした地元民の割合がかなり高いかと思ったのですが、
以外にも「つくば科学万博」や「大阪花博」よりも
地元民の割合は低かったようですね、少し意外でした。
ただ、リピーターの地元民が、パビリオンの整理券の配布方法などを
既に熟知しており、開門と同時にその方向へ突進したりしたため、
遠方からの一見の入場客が、結果的に割を食ってしまった
というケースも見られたようです‥
人気の「日立グループ館」は最高8時間待ちということもあったとか。
‥私も4時間以上待ちましたけど(^^;)
終盤では偽者キャラも出ましたけど(笑)
公式キャラクターの「モリゾー&キッコロ」は人気を集めましたね。
最初は「モリゾーの目が怖い」とか思っていましたけど、
いつのまにか慣れたって感じですね‥(^^;)
特に効果があったのはお土産屋さんでしょうね、
会場退場前に、モリゾーやキッコロのグッズを買い求める人達で、
お土産物屋さんでも、レジ待ちの行列が出来ていましたね。
ちなみに私も出掛けた時に多少買いました‥(苦笑)
名古屋市内では、携帯電話にモリゾー&キッコロのストラップを
つけている人を最近多く見かけますね。
- テーマの「自然の叡智」は浸透した?「冷凍マンモス」など
当初予定されていた会場の「海上の森」に
オオタカの巣が発見されて会場の変更を余儀なくされたりと
色々頓挫があった愛知万博ですが、テーマの「自然の叡智」は、
果たして参加者に浸透したのでしょうか‥?
もともと抽象的であまりイメージし辛いですよね‥
そんな中で、一番人気を集めた「日立グループ館」は、
希少動物をテーマに、自然と先端技術を
上手く組み合わせたところが良かったですね。
あと、目玉的な展示物も少なかったかな、と思います。
期間序盤の入場者が少なかったのは、その影響もあるかと。
パビリオンのショーの内容等は、事前のガイドブック段階では
詳しくは解らないし、また開幕後もその浸透はクチコミや
ネットに頼らざるを得ないですから‥
(まぁ最近はネット上の情報の流布は凄いですけど‥)
「冷凍マンモス」が一応目玉的な位置付けなのでしょうけど、
展示されていたのは全身では無く、頭だけですからねぇ‥
事前に期待し過ぎていたためか、
個人的には肩透かしって感じでした(^^;)
ただ、万博について詳しく知らない人に「マンモスを見て来た」と
話の種にはしやすいこともあって、人気はあったようですね。
- リピーターには「外国館」も人気
企業パビリオンに人気が集中した感もありますけど、
外国のパビリオンもなかなか面白かったですね。
リピーターの中には、パビリオンの外国人アテンダントとの
会話を楽しむ人も多かったとか。世界各国から出展のある
「万博」ならではの楽しみ方って感じですね。
まぁ、パネル展示が多かったり
(はじめて知った国があったり、という意外な発見もありますが)
また物産展のような商魂逞しいパビリオンもあったりして、
個人的にはやっぱ企業パビリオンの方が楽しかったですけど、
イタリア館の「踊るサテュロス」など、
国外不出の宝物が見られるパビリオンもありましたね。