名古屋ボストン美術館へ

今日は名古屋ボストン美術館で開催中の
ボストン美術館の巨匠たち」展を見に行って来ました。
朝はいつものように「ふたりはプリキュア」を見た後(^^;)
NHK教育テレビの「新日曜美術館」でユトリロの特集を
見ていたので、まさに芸術漬けって感じですな(笑)
なんだかハイソというか、セレブって気分になります(ぉ
チケットは事前に金券ショップで、
招待券を当日券よりは少し安めに手に入れておいたのですが、
今回の開催は「愛・地球博記念」ということで、
愛知万博の入場券を持参すると200円引き」になるそうですね。
それなら、わざわざ金券屋でチケット探さなくとも、
8月に使った万博の入場券を持参すれば良かったなぁ、
と思ったりしました。
(万博の入場券には、入場日は記載されていません。)

  • 「人物像」がテーマなのですが‥

「巨匠たち」という展示会のタイトルは曖昧でしたけど、
一応「ひとのすがたを表すこと」というテーマがあり、
人物をモチーフにした作品が「理想の美」
「内なる力(歴史上の英雄など)」「さまざまな愛(親子・恋人)」
の三章に分けられて展示されていました。
絵画だけかと思ったら、彫刻や巻物、写真までありしました。
絵画オンリーかと思っていたので、ちょっと意外でしたね。
非常にバラエティには富んでいましたけど、
遠くギリシャ時代の作品から、まだ存命中の作家の作品まであり、
また日本の浮世絵から洋画、中東系の絵もあったりして、
ちょっと富みすぎという感じもしました‥(^^;)
多種さまざまな作品があって、
見る方が追いつけないって感じですね‥(^^;)

今回の展示会は、個人的には目玉作品には
乏しい感じがしていましたけど、パンフレットを見ると、
ルノワールの「プージヴァルのダンス」
という作品が目玉作のようですね。
この作品、結構大きい絵で、また私はルノワールは好きな画家なので、
なかなか良かったです。他に印象に残った作品は、
ドガの「踊り子」の鋳造
(スカートのヒダの細かい様子が印象に残りました。)
・サージェントという画家の「ウォーレン夫人と娘レイチェル」
(レイチェルが可愛かったです‥見惚れてしまいました(^^;)
・プライアという画家の「ナニーとローズ」
(非常に写実的で、一瞬見た感じ写真かと思ってしまいました。
 光の濃淡の付け方が絶妙って感じでしたね。)
愛知万博の閉幕まであと1週間で最後の駆け込みがあることと、
愛知県美術館では「ゴッホ展」が開催されていることもあって、
空いているかな、と思ったのですが、意外に混んでいましたね。
ちょっと予想外でした。さすがは3連休って感じでしょうか、
もっとのんびり見られるかな〜と思っていたのですが。

  • 残念ながら近いうちに閉鎖の見込み‥

この名古屋ボストン美術館、経営が苦しいようで、
以前は4階部分の「特別展室」の他に
5階部分は「常設展示室」がありましたけど、借用料が大変なためか
今では「常設展」は無くなってしまっており、
「巨匠たち」の展示が、4階・5階の2フロアで開催されていました。
しかし、全76作品ですから、決して数量的に多過ぎる訳ではなく、
そういう点で会場はゆったりしていたと思います‥(^^;)
こういった経費削減策を打ち出してはいますが、
この名古屋ボストン美術館、現状では本家ボストン美術館との
次回の契約更新時期の2009年には、
契約は更新せずに閉鎖されてしまう見込みのようですね。
もともと名古屋ボストン美術館は旧東海銀行が中心になって
設立されましたが、東海銀行三和銀行と合併してUFJ銀行となり、
そのUFJ銀行東京三菱銀行と合併予定ですから、
東海銀行の発言力も今後更に低下してしまうと思われ、
名古屋ボストン美術館が赤字を出し続けていても、
今後はいつまでも補填しきれないでしょうから‥