「農業と食料がわかる事典」(はてな年間100冊読書クラブ 40/50)

農業と食料がわかる事典

農業と食料がわかる事典

日本及び世界の「農業」について、わかりやすく解説されている本ですね。

  • コメ離れが進んで「食糧自給率40%」という日本の現実

(輸入が止まった時に、食糧の備蓄がされていない‥)

  • 穀物に比べて肉食は、カロリー生産高という点では効率が悪い

 (肉を生産するには、その7倍のカロリーに相当する穀物が必要、
また先進国は食べ残し等、食料的に贅沢な暮らしをしているが、
一方で発展途上国は飢えにあえいでいる。)

  • 国内農家保護のため、日本国民は割高なコメを買わされている

(加えて零細農家が多いため、効率が悪い)
といった感じで、食料事情や農業について良く解る本でした。
(ただ、「食料」とタイトルにあっても、畜産業はありますけど
漁業については触れられていないですね‥)
私の普段の暮らしの中では、今は農業には縁がありませんが、
自分の口に入る食べ物のことでもありますから、
興味を持って読む事が出来ました。この本のような
手軽に知識を増やせる、平易な内容の「入門書」は便利ですね。