<卒業アルバム>最後のページは白紙 佐世保・大久保小

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050318-00000024-mai-soci
長崎で起きた御手洗怜美さん殺害事件、
「同級生が同級生を殺した」という特異な事件だけに、
残されたクラスメートの心のケアは、とても難しかったことと思います。
この記事において、その過程が取材されていますね。
「事件後のクラスメートは、加害者への反発と憎悪が渦巻いていた」とか、
「加害者が施設に送られた件について
「子供だからと許されるのか」と激高した子供がいたとか。
まぁそうなるのも当然だと思います。
そういう殺伐とした状況の中で、とりあえず全員無事に卒業させることが
出来た、というのは、一応ケアは成功したって感じですね。
今回は「卒業アルバムに、怜美さんと加害者の写真を載せるべきか否か」
議論され、加害者の写真を載せる件については議論が分かれ、
結局「その分は白紙のアルバムを配布し、写真は個人に任せる」
という結論になったようです。
「加害者の写真が載ったアルバムは嫌だ」という意見が一般的なのかな、
とは思いますけど、怜美さんの写真を見れば(いや見なくても)
嫌でも事件のことを思い出してしまうでしょうから。
載せても載せなくても、あまり見る事は無いアルバムに
なってしまうのでしょうね。
ただ「私たちは強くなった」とか、この事件を乗り越えたように思える、
強い子供たちもいるようです。