「マイ・ボディガード」(ネタバレあります)

  • 最近の映画事情〜定員少なめで即満員に

今日は久しぶりに映画を見に行きました。
劇場で見るのは、夏に見た「チルソクの夏」以来かな‥(^^;)
しかし、最近は都心部でもシネコン化というか、小劇場化が進んでいて、
開始1時間ほど前にチケットを購入しないと、
満員札止め状態になってしまいます。
この日も、最初は、トム・ハンクス主演の「ターミナル」を
見る予定でしたが、開始まで30分以上あるにもかかわらず
早くも満員、ということで、更に次の回までは待てないって感じで、
マイ・ボディガード」に切り替えました。
映画館は、クリスマスの週末なので、カップルとか多かったですね〜。
クリスマスの過ごし方というと、レストランで食事したり等、
遠くへ出掛けるというよりも、都心で過ごすイメージがありますね。
そのお陰で映画館も混んでしまっているんですねぇ‥
満員なので当然、前後左右にはお客さんがぎっしり、という感じで、
息苦しさも感じるほどです。昔のガラガラの大劇場が
懐かしいな〜って思いますね。あの頃は入替制でも無かったため、
気に入った映画は連続で2回見たりしていました。
また、シネコン発祥前は地方では映画館の数が少なくて、
「2本立ての上映」が当たり前でしたけど、
シネコンの普及でスクリーンが増えたためか、
いつしかそれも無くなってしまいましたね。

  • 確かに「レオン」の流れを受け継いでいますね。

この映画「マイ・ボディガード」は、今回は第2候補って感じですが、
私が好きな映画「レオン」の続編ということで、
もともといずれは見る予定をしていました。
「レオン」は、ざっくり要約すると、家族の復讐に燃える少女と、
その少女を守る殺し屋との間に芽生えた「凶暴なる純愛」が
メインテーマで、バイオレンス物とラブストーリーの
両面を楽しめるって感じでお買い得、
またラストシーンの切なさが印象的な映画でした。
そんなレオンのエッセンスを、
今回の「マイ・ボディガード」も受け継いでいます。
(タイトルに「ボディガード」ってついていますし‥(^^;)
ボディーガードの対象が、小学生の少女、というのがポイントかな(笑)
舞台は中南米のメキシコ、児童誘拐が多発している上に
警官が悪党とグルになっているため、
富裕層は自分の子供にボディーガードをつけるのが
当たり前、という状況になっています。ちと物騒すぎですな、
実際のメキシコもこうなのでしょうか、
これでは家族同伴の赴任は勿論のこと、
家族連れの旅行すら出来ないって感じですね。

  • サスペンチックな展開もあり‥

序盤は、環境もあって友達の少なかったこの少女が、
ボディガードを務める主人公の男に友達欲しさに積極的に話しかけ、
主人公も迷惑に思いつつも、純真な少女に次第に癒されていく
‥というほのぼのとした感じの展開でした(^^;)
少女に水泳を教えている場面とか、特にそう感じましたね(笑)
しかし、主人公の奮闘及ばず少女が誘拐されてしまったことにより、
展開は一変してしまいます。主人公が怪我をして動けない間に事態は進み、
身代金の受け渡しに失敗して、少女は殺されてしまいます。
(ここは実は最後にあっと驚くどんでん返しがあるのですが‥)
そして主人公は復讐の鬼となって、犯人グループを下っ端から
次第に追い詰めていって‥という感じです、
これは個人的には予想外の展開でしたね。
マイ・ボディガード」というタイトルからすれば、
「ガード対象の少女を最後まで護り抜いて、
その間に少女との間に愛が芽生える」という展開かな〜
って思っていたのですが、まぁそれでは、
ホイットニー・ヒューストン主演の本家「ボディガード」と
同じ展開になってしまいますからねぇ(^^;)

  • 復習鬼となった主人公、そしてどんでん返しのラストシーンへ

友には「死の芸術家」と称される主人公、
犯人グループを見事に探りあてていくのですが、
犯人たちを拷問する場面は、ちょっと正視には耐えなかったかな、
という感じです。カップルの女の子には辛い場面かな、と。
犯人に迫るうちに、警察は勿論のこと、
少女の父親までが娘の誘拐に一枚噛んでいたという
(まぁあの父親、ちょっと挙動不審なところがありましたけどね(^^;))
異様な展開になっていきます。そして犯人側のラスボスとの対決を迎え、
ここで犯人側が交換条件を持ち出してきて、(実は少女はまだ生きており、
主人公の命と少女を交換する)、主人公はこの条件を受け入れるという、
あっと驚くべきラストシーンとなりました。
「レオン」の続編ということを踏まえていれば、
主人公が最後は死んでしまう、というのは予想出来ましたけど、
こういう展開にするとはねぇ‥一本取られたという感じもしますが、
極悪ともいえる犯人グループが、
身代金の受け取りに失敗&仲間(それも大ボスの甥)
を殺されながら、なぜ少女を生かしておいたのか、
という点には疑問が残りますね。
少女の両親との交渉も打ち切っているのに。
ストーリー的にちょい無理があるような気もしました。
まぁでも予想以上に面白かったですね、個人的には満足出来る内容でした。
この少女(ダコタ・ファニング)も無邪気な演技が可愛かったな(^^;)
まぁ個人的には、「ハリー・ポッター」シリーズに出て来る、
エマ・ワトソンの方が好きですけど(笑)