2004年ドラフト会議(はてなプロ野球’04)

  • 今年も自由枠中心で盛り上がらず、高校生も抽選無し

プロ野球ネタを書くのは久しぶりかな‥(苦笑)
しかし最近のドラフト会議は、自由枠使用による事前内定もあったりして、
かつてのような悲喜こもごものドラマは無くなり、
盛り上がりにも欠けますね。
注目の東北高校ダルビッシュ有投手は、北海道日本ハムファイターズ
単独指名となりました。う〜む、予想通りですけど、
新たに仙台に本拠を置く楽天イーグルスは、
話題作りも兼ねて是非ともダルビッシュ投手を獲りに行くべきだったと
思うんですけどね、自由枠を使用した明治大学一場靖弘投手なら、
イメージ的にも他球団が触手を伸ばしてくる事は考え辛かっただけに。
まぁ「今は高校生を育成している余裕など無い」
って感じだとは思いますけど。
今回自由枠を使用しなかったのは4球団ですが、
ダルビッシュ日本ハムを除けば、
球団売却騒動でイメージ悪化(ダイエー・西武)、資金難(広島)と、
それなりに理由があって、自由枠使用を諦めざるを得なかった、
って感じですな(苦笑)自由枠で事前に囲い込み、では
どうしても資金のある球団が有利になってしまいますからね。
今年発生した一場現金授受事件もありますし、これをきっかけにして、
現行のドラフト制度を見直すべきかと思います。

今年の中日ドラゴンズ指名選手は、自由枠使用の樋口龍美投手
(なんと28歳!これで即戦力にならなければ、スカウトは切腹モノですな。)
をはじめとして、全て社会人・大学生で高校生はゼロですね。
落合博満監督の「来年日本一を目指すためには即戦力の補強が必要」
との意見を入れたようですが、
いよいよ落合独裁体制確立って感じがしてきますねぇ‥
現場を預かる監督が、即戦力を希望したとしても、
長期的なチーム構成の戦略を立てて、しっかり高校生を指名していくのが
フロントの仕事だと思いますけど。
監督の意向そのままで良いのかな?と思います。
また、前監督の山田久志氏時代は、
山田監督もやはり即戦力を希望していましたが、
監督の在任時は2年連続自由枠を使わず
(1巡目は、01年・前田章宏選手、02年・森岡良介選手)、
まぁ自由枠適用選手の獲得競争に敗れたのは事実ですが、
いずれも1巡目は高校生指名だった事を考えると、
山田監督は不憫だったな、と思いますし、
今年結果を出しているとはいえ、落合監督やりたい放題だなって感じです。
ただ最近の中日は高校生の指名は多かったですけど、
なかなか育ってはいないですからねぇ。
今年ようやく本格化した荒木雅博選手も高卒ですが、
1995年のドラフト1位ですからね‥
一人立ちするのに10年近くかかるというのは‥