「祈りの道〜吉野・熊野・高野の名宝〜」

先週招待券を貰ったこともあって、
今日は「祈りの道」展覧会に行って来ました。
熊野古道世界遺産に登録されて注目されていること、
&期間の終盤(名古屋開催は11月3日まで)ということもあって、
会場は予想外に混雑していました。
展示会のほうもなかなか良かったですね、期待以上でした。
後白河法皇御手印」「金銀字一切経中尊寺経)」等の
国宝の展示も多く、見応えありました。
しかし、豊臣秀頼が奉納した、熊野三社看板のようなものもありましたが、
秀頼の最期を考えると‥ご利益無い?なんて思えたりして‥(^^;)
また修験道についての理解が深まりました。
以前は修験道は仏教の一種かな〜、という感じがしていましたけど、
もともとの土着の宗教に、仏教などの要素が取り入れられた、
むしろ独自性の強い宗教って感じなのですね。
修験道の本尊は「蔵王権現」なのですが、
右足を上げ、なかなか活発な姿勢なのが印象的でした(^^;)
仏様というと、座ったり、あるいはすらっと立ったりして、
穏やかな表情で信者を導く、って感じのものが多いですからね。
また、熊野の三社信仰と、吉野の修験道、そして高野山真言密教
お互いに影響を及ぼしあっているんだな、というのも実感出来ました。
なんだか、熊野古道を歩いてみたい気分になりましたね‥(^^;)