このあたりでFA資格選手の動向をまとめ(はてなプロ野球’04)

26日からFA宣言が解禁されましたが、
FA制度に対する各チームの対応によって、
選手の対応も異なっているようですね。
ただ今のところ、まだ「移籍先がほぼ確定」した選手がいない、
というのは例年と少し違っているかなって感じですね。
今までの場合、既に移籍先の球団と内々で合意ができており、
その上でFA宣言する、というパターンもありましたけど。

宣言済みの選手が目立つのは、今のところヤクルトでしょうか。
稲葉篤紀真中満鈴木健の3選手が宣言を表明しています。
いずれも移籍を視野に入れての宣言って感じですね〜。
このうち稲葉選手は大リーグ希望、真中・鈴木両選手は
国内移籍希望ってところかな。
真中・鈴木両選手の場合は、減俸提示がFA宣言のきっかけになった、
という感じもあります。若松勉監督も大変でしょうねぇ‥
3人の引止めで、新外人どころの騒ぎじゃないかも(^^;)
でもヤクルトにいわば拾われた格好の、鈴木健選手が宣言するのも、
ちょっとどうかな、という気が個人的にはします。
他にも、トレード関連で宙に浮いた格好の、飯田哲也選手もいますからね。
自ら宣言したFA選手はともかく、飯田選手はちと可哀想だな、と思います。
嘗ての功労者ですからねぇ。

「FA宣言をしての残留を認めない」姿勢の広島は、
浅井樹選手・高橋健投手がいずれも「宣言せず残留」を表明しました。
FAは選手が「勝ち取った」権利であり、
その権利をいわば制限された格好になっており、
ちと選手が可哀想な気もしますね。
今回も浅井選手が不満を表明していましたし、
不本意ながら「宣言せず残留」って感じなのでしょうか。
まぁ、広島にとってはこれ以上年俸がアップするようなことになれば、
経営が成り立たなくなってしまいそうですから、
球団としても苦肉の策なのでしょうけど‥(^^;)

巨人からは、仁志敏久選手が宣言しました。先日書きましたけど、
「一定額以上の年俸提示で大リーグへ」というのは
中途半端な姿勢ですね〜。まだ表明はしていないものの、
表面下で「3年契約」を要求していると言われている、
清水雅行選手ともども、「基本はチーム残留、但し年俸アップ&待遇改善」
という感じかな。このあたりは財政豊かな巨人ならではって感じです。
広島の選手からしてみると、羨ましい限りかな‥?(^^;)

  • その他のチームは‥

合併で消滅する近鉄バファローズからは、大村直之選手が宣言しました。
宣言によって、「オリックス拒否」を打ち出したって感じですね。
大村選手はまだ若いし、誘いを伸ばす球団は多そうです。
広島と同じく、「宣言残留は認めない」姿勢の横浜ベイスターズは、
佐伯貴弘種田仁の両選手が態度を決めかねている模様ですね。
今後、横浜がどう誠意を見せるか、にかかっていると思います。
阪神タイガースからは野口寿浩捕手が行使を表明しています。
こちらは「出番を求めて」でしょうね。
選手にとっては一番有意義な行使の仕方かな、って感じがします。