映画「チルソクの夏」

>映画「チルソクの夏

昨日は、以前書いたとおり、定時退社して
映画を見に行って来ました。
見に行った映画は、この「チルソクの夏」です。
http://www.chirusoku.jp
チルソクは韓国語で「七夕」を意味します。
内容は、70年代後半、下関と釜山の交流陸上大会に出場した
下関の女子高生が、プサンの男子高生と恋に落ち、
双方の親に反対されながらも文通を続けて、
愛を育み、1年後の陸上大会で再会、という感じのストーリーでした。
「一年後の再会」を「七夕」に例えたってところですね。

70年代後半という事で、メールや携帯は無い時代なので
「文通」という古式ゆかしきな手段が使われていたり、
ラジオからかかる音楽は、ピンクレディー山口百恵だったりします。
ちなみにデートの際の映画は「幸せの黄色いハンカチ」ですね。
昔ながらの純愛ストーリー、ということで、
この点は、今ブームになっている
冬のソナタ」に通じるものもあるのかな、って思ったりして。

オクテのヒロインと男子高生の交際を、励ましながら見守る
親友達も良かったですね。これぞ親友って感じで。
しかし、当時の高校生も結構進んでいたんですね〜(笑)
「この夏休みに最後までヤッちゃう」とか言ってますから。
もちろん、ヤッたあとに「アレが来ない」とか、
そんな展開もありました(^^;)
まぁ、この映画を見に行ったのは、
高校生のラブストーリーだったから、ということもあるので(笑)
こういう展開は楽しかったです。
観客も若い女の子が多かったし(^^;)

今でも日本と韓国の間にはわだかまりが残っていますが、
20年前の当時はきっともっと反発とかあったんでしょうね。
1年後の陸上大会の歓迎会で、主人公の男子高生が、
日本語で「なごり雪」を歌って「日本後の歌は禁止だ」という感じで、
壇上からひきずり降ろされていましたから。

また、ヒロインの父親役は、なんと山本譲二が演じていました(^^;)
下関出身、というゆかりからの出演らしいですけど。
「飲み屋で弾き語りするのを商売にしているオッサン」という設定で、
映画内では「津軽海峡冬景色」を歌っていましたけど、
どうせなら「みちのくひとり旅」でも歌わせて欲しかったな〜と(笑)