衆議院議員選挙 総括

衆議院議員総選挙

昨日行われた総選挙は、自民党は現状維持、民主党躍進、
という結果に終わりました。
民主党は躍進したものの、選挙速報番組の開始時に予想されていた
200議席には及ばず、政権交代へはまだ遠そうな感じですね。

小泉首相・安倍幹事長」のイメージを先行させた自民党も、
勝利とまではいきませんでした。
意外と有権者は賢明な判断をしたって感じですね。
小泉政権の、言葉だけで行動が伴っていないところを
皆さんしっかり見抜いていたようです。
決して逆風ではなかった今回でこの議席数ですから、
もし何かのスキャンダル・失政でもあれば、
政権交代も現実味を帯びてきますね。
今回も、比例代表では、民主党が第一党でしたから。

民主党は上手い選挙を行ったと思います。
自由党との合併から間もなく、野合と批判されかねないところを、
上手く「マニフェスト」論争に持ち込みましたね。
マスコミ報道あたりで、いつのまにか「二大政党化で政権交代可能な体制に」
という流れが出来ていたことも幸いしたかと思います。

二大政党化の中で割を食ったのは、共産党社民党ですね。
共産党は、新進党の解党・分裂で野党勢力が混迷していた時には、
無党派層の批判票を集めて躍進したこともありましたけど、
今回はそういった票がほとんど民主党に流れて、
比例区でわずかな議席を確保するにとどまりました。
社民党は、拉致問題の対応と、辻元問題でトリプルパンチって感じでしたね。
土井党首も小選挙区では苦杯を飲みましたし、党の消滅も間近かと思います‥

あとは、公明党がひっそりと議席数を伸ばしていますね。
投票率だったのも影響しているかと思いますけど、
創価学会、侮れない勢力を持っていますねぇ‥
今回の選挙は、公明の候補が小選挙区で立候補する際には、
自民党があまり候補を立てなかったのも一因かと思います。
私は公明は嫌いなので、二大政党の間で埋没して欲しかったのですが。