「大レンブラント展 そにょ2」

あと、油絵なのですが、いわゆる「絵の具を塗りたくった」
絵ではなく(苦笑)あっさりしたタッチの絵が多かったですね。
印象派とは違うので、絵には疎い私でも解り易かったです。
人物画、それもおっさんを描いた絵が多かったですね。
昨年見たルノワールのような、萌える少女の肖像画とかは
ありませんでした(ぉ
ただ、おばさんの人物画で、襟の部分を細かく描いていたのには
凄いなって感心させられましたけど。

今回の展覧会の最大お薦め作品「目を潰されるサムソン」は
凄い大きな絵なんですね、少しびっくりしました。
この作品ともう1作品、合わせて2つで1つの展示室を
使っていましたから。
画家として大成したレンブラントですが、私生活においては、
破産を経験して財産を手放すことになったり、
お手伝いさんとの間に訴訟が起こったりして、
なかなか大変だったようです。
そういえば破産後の作品には、暗いタッチの作品が多かったですね。

そんな感じで、なかなか見所が多くて楽しめました。
そして、常設展を見ておきました。奈良は正倉院展で毎年行きますし、
東京も何度か経験ありますが、京都の国立博物館は初めてなんですよね。
だからゆっくり見たいな、と思っていたのですが、
時間的な余裕が無くて、1回を駆け足で見るにとどまりました。
色々興味深い展示品とかあったんですけどね。

この後は、バスに乗って一気に北東部の修学院離宮まで行きます。
ここは宮内庁管理の施設で、前もって参観願いを出しておかないと
見られないんですよね。それも土日は基本的に休みなので、
こうして平日に来ないとダメです。今日京都に来たのは、
こちらが主目的でした。
やってきたバスは凄い混雑で、降りる人が出口までたどり着けずに
発車しそうになったことも何度かあるほどでした。

博物館で2時間ほど鑑賞して疲れているところに、
立ちっぱなしはしんどいな、と思っていましたけど、2〜3つ先の、
清水寺の近くの五条坂でかなりの人が下車し、これで私も席にありつく
ことが出来ました。バスは東大路を北上して、京大の側を通ります。
大学の外側には、派手な看板が出ていたりして、
そういえば私の通っていた大学もこんな感じだったよな、
って感慨に耽ったりしていました。