冬の後には春が来る

>今日の読書 「Iモード以前」松永真理著 岩波書店

携帯のIモードの立ち上げに関わった松永真理さんの、
ドコモ以前のリクルート時代の自伝本です。
Iモードの立役者なら、リクルート時代もさぞかしやり手だったのかな、
と思いきや、リクルートでは最も出世が遅れたうちの一人だったそうです。

この本を読んで、リクルートというのは非常に風通しのいい会社だと
いうことが実感出来たりしましたが、そんな会社の雰囲気の中で、
豊かな才能を持った人達が育まれ、羽ばたいていった、
というのが良くわかりました。
羨ましくも思いつつも、同時に大変だなって気もします。
深夜まで残業なんて当たり前みたいですから。

とはいえ、好きな仕事をするのならば、
時間を気にせずに打ち込めるんでしょうね。
私もそんな風に、好きなことを仕事に出来たらよかったのに、
と思います。

話を松永さんに戻すと、彼女も会社でやりたいことをやらせて貰えずに
燻っていた事もあったそうです。
今の私も、会社では燻り気味なのですが、いつか春が来るかもしれない、
なんて気持ちを持って行きたいなって思います。
でも、仕事が少ないので早く帰れることが多くて、
その点はありがたいですね(笑)

>今日の「アルジャーノンに花束を

ハルは頭がよくなりましたが、母親には受け入れられず、
かえって頭が良くなりすぎて、周りの人がアホらしく思えるように
なってきてしまいました。映画を見ていても笑えなくなったり‥
昔の仲間がバカにされているのを見て、昔の自分を見ているようで
嫌悪感を覚えたりして、だんだんハルも嫌な奴になってきてしまいました。

なんだか今日の放送は、ちょっと考えさせられてしまいました。
私は昔いじめられた経験がありますけど、
それが今でもトラウマになっていて、
TVドラマあたりでいじめのシーンが放送されていたりすると、
嫌悪感を覚えたりすることがあります。
思い出したくない過去を思い出す、ということは、
古傷を抉られるようなダメージがありますね。