旅行2日目 正倉院展編

京都市内で地下鉄に乗ると、近鉄経由で奈良まで直接行けますから
便利なものです。
もっとも、地下鉄と近鉄の接続駅である竹田駅で、先行する快速急行
乗り継ぎましたけど。お陰で、京都から1時間で奈良に着く事が出来ました。
奈良まで来たのは、今週一杯の開催である「正倉院展」が目的です。
ここ最近は毎年見に行っています、
でも午後から見に行くのは初めてですね。

午後なので、入場券を買う行列は出来ていませんでしたが、
博物館の中は混んでいました。展示物の前には行列が出来ているのに、
時間をかけてメモをしている学生共、「邪魔だゴルァ」って感じです。
全部の展示品メモするくらいなら、カタログでも買えやって思います。

今年の展示のテーマは「大仏開眼1250年」ということで、
開眼式の時に聖武天皇が使用していた冠の残片とかが展示されていました。
とはいえ、まだ2〜3年前に「開眼に使用された筆」が
出ていたばかりだよな、と思ったり。
今年このテーマで行うのなら、その時まで待てばよかったのに。
あとは「新羅との交流」もテーマになっており、
新羅から輸入された御椀等もありました。
新羅からの輸入品は、人参とか朝鮮半島で算出される品もありましたが、
香料等、新羅は仲介貿易をしていたそうです。
昔の琉球みたいなもんですね。

今年で良かったのは「磁塔」かな、その名の通り、
陶磁を積み重ねて作った塔なのですが、
陶磁がおそらく(説明には出ていませんでした)
唐三彩で作られており、凄くカラフルで綺麗でした。
あとは、毎度お馴染みの古文書とか、古着とか、そんな感じです。
でも、古文書のなかに光明皇后の名前が出てきたりして、
なかなか歴史を感じさせてくれたりしました。

名古屋にも虎が出来たので、まぁ日本橋に行く必要も無いかな、
って思って
今日は久しぶりに奈良国立博物館の本館を見ました。
ちょうど今年「坂本コレクション」と題した、中国の青銅器の展示が
新たに加わったので、タイムリーでした

中国の青銅器ですから、殷とか商といった、紀元前の品もあり、
歴史は凄く感じるのですが、なんだか青銅器だけ一堂に集められても
少し満腹気味になってしまいますね(苦笑)
博物館を出ると外は既に暗くなっていました、
夜になる前に奈良から出てしまう事が多いので、
興福寺五重塔のライトアップを見たのはこれが初めてでした。