拉致事件は悲惨な結果が

日朝首脳会談

今日は一日この話題で持ちきりって感じでした。
拉致問題で、生存者が4人しかいない、というのは結構衝撃的でしたね。
中でも最年少の横田めぐみさんの死は気の毒です。
カップルで拉致された人達は、北朝鮮で行動の自由こそ奪われたものの
二人で一緒に暮らせていますからまだ良いのですが、
この横田さんや有本さんのように、一人で拉致された人達は気の毒ですね。

特に、横田さんは拉致された時はまだ13歳、中学生です。
今現在でもまだ三十代ですからね、
普通なら間違いなく生きている筈ですよね。
北朝鮮は「病気や災害による」と発表しているようですけど、
証拠隠滅等の理由で間違いなく殺されてしまったものと思います。

拉致問題の解明結果は衝撃的でしたが、
今回は北朝鮮の出方は意外に弱気でしたね。
拉致の事実をあっさり認めた上で謝罪したり、
核開発問題についても、査察に前向きな発言をしていたり。
相当経済が行き詰まっているという証拠なのかもしれないですね。
まぁ、金総書記が「拉致や不審船の事実を知らなかった」
というのは嘘っぽいですけど。

好戦的なアメリカから「テロ支援国家」として糾弾されているだけに、
日本を窓口にして、アメリカ及び世界との関係改善を
図ろうとしているのかも。日本からは、戦争補償の代償として、
多額の経済支援が期待できますから。
今日の会談結果からは、近日中に突然テポドンが日本に向けて発射される、
といった危機は当分回避されそうです。

今後は割と改善が期待できそうなのですが、
この拉致問題は、70年代後半に発生しているんですよね。
それ以降15年余り、日本は国家として何をしてきたのか、と思うと
なんだか改めてやりきれない思いがします。
まぁ拉致の事実が解ったのは、大韓航空機の金賢姫
有本さん関係ではよど号の乗っ取り犯の告白ですから、
特に有本さんのほうはごく最近なんですけどね。