農民画家・ミレー

今日は一日休暇を取って、名古屋ボストン美術館
「ミレー展」を見に行って来ました。
会期自体は今年の9月まで約半年間ありますが、
今週一杯2つの「種を蒔く人」が公開されているので、それが目的です。
今週までという事もあって、平日にも関わらず凄い人出でした。
私も、週末は混むだろうと思って平日にしましたが、想定外でしたね。
まぁ、暇そうなおばさん〜おばあさん連中が中心でしたけど。

もよりの金山駅構内で団体券をバラ売り販売しているので、
それを購入しておきます。
これで200円安くつきますけど、こんな商売されていたら
美術館側はたまらないだろうな、という気がしてしまいますね。

「種を蒔く人」は、後から描かれた山梨県立美術館の作品の方が
むしろ雑な感じがしてしまいました(^^;)
ボストン美術館版の方が色調も明るくて、こちらのほうが私は好きですね。
ミレーは「農民画家」ということもあって、
他にも「麦を挽く女」など農民にスポットを当てた作品が多かったです。

私的には若い頃の作品の方が写実的で良い感じですね。
晩年の作品は、印象派の影響を受けてしまって、
ミレーらしさが失われてしまったような、そんな印象を受けました。
また、パステル画とか下書きとかが割と多くて、
油絵はそれほど多く無かったです。
下書きとかも1点に入って、総数55点ですから、
ボリューム的には少なめかなって感じがしました。

ミレー展の後は常設展を見てきました。「古代地中海の美術」ということで、
エジプトのピラミッドの出土品とかが多数展示されていました。
これだけでも十分企画展並みの価値がありますね。
まぁどちらかというと、美術館というよりも博物館って感じでしたけど。

さすがにミレー展を十分堪能したため、ざっと見るだけに留まりましたが、
私はボストン美術館は初めてでしたから、面白かったです。
ただ、本家ボストンからの借り物なので、常設展は5年経たないと展示物が
変わらないですから、それほど頻繁に来る必要は無さそうですけど。

今日も3時間近く鑑賞したので、さすがに疲れを覚えました。
この後はのんびりと買い物をして帰宅しました。
のんびり優雅な休日というのもたまには良いものですね。