「ポンペイ展」

今日は愛知県美術館で開かれていた「ポンペイ展」に行って来ました。
3月になると個人的に時間的余裕も少なくなりそうなので、
今日出掛けて来ました。
特に見応えのある美術品があるわけでもなく、
あまり期待はしていなかったのですが、これが意外と面白かったですね。

ポンペイ最期の日はもう2000年以上も前なのですが、
人間は既に手術用具など高度な道具を発明していて、驚いたりもしました。
加えて、裕福な家では天窓付きのテラスや中庭など、
豪華な建て方をされていたりして、紀元前とはいえ侮れないって感じです。
模型で復元されていたりして、当時の生活ぶりが良く解りますね。

パン屋の夫婦の肖像画がありましたけど、
パン屋なのに「知性を強調している」らしく、
夫婦がそれぞれ紙や筆を持っていたりして、なんだか変な感じですね。
あと、ポンペイの人は「性におおらか」だったようで(笑)
ペニスをかたどった置物なんてのもあり、旅先のB級お土産物屋さんを
思い起こさせるところがありました。

美術品の鑑賞というよりは、館内で流れていたビデオを見て
ポンペイの勉強をしていたって感じですけど、充実した時を過ごせました。
たっぷり2時間位鑑賞していたことになります。
通常の入場料金を払った甲斐はあったかな、と思います。

このあとは「常設展」を見て来ましたけど、
近代美術は私には訳解らないですね(^^;)
とても芸術品とは思えず、「芸術は爆発だ〜」って感じです。

最近は自治体も財政が苦しくなって、なかなか美術品を購入する予算が
取れないそうですけど、このような爆発系の芸術品を収集する位なら、
有名な作家の企画展を招待する方にお金を使った方が、
集客効果は大きいのかも、と思ったりします。
よほど有名な作品で無い限り、収集する必要はないのかな。
ポンペイ展で疲れていたこともあって、
本当にさらっと眺めるだけに終わりました。

帰りは栄のデパートで買い物をして来ました。
三越では「全国寿司展」が開催されており、大阪の福寿司の「穴子押し寿司」
を買って来て、今日の夜食にしました。少し薄めの穴子寿司であり、
それが逆に穴子の味を引き出していて、美味しかったです。
まぁ病み付きになるほどの味ではないかな、って感じですけどね。