プロジェクトX「中国残留孤児」

今日は朝は雪が舞っていました。
はぅ〜年が変わってから、名古屋は寒い日々が続きますね。
加えて、このタイミングで家のエアコンが故障してしまったりして、
全く泣きっ面に蜂って気分です(^^;)早いところ修理屋に来て貰って直さないと、
毎日寒くてたまらないですにょ。

>今日の読書 「プロジェクトX 挑戦者たち8 思いは国境を越えた」

TV番組「プロジェクトX」の単行本ですが、その中の中国残留孤児の訪日実現
のエピソードにめちゃ感動してしまいました。

残留孤児の訪日は政府ではなく、自ら子供達を中国の大地に置き去りにした
親達個人達が手弁当で始めたこと。
そして、長い間中国とは国境がなく、また文化大革命もあって
文革では、「日本人の血を引いている」だけで迫害の対象になったそうです。)
孤児の聞き取り調査も困難を極めたそうです。

最初の訪日は手掛かりの多い孤児を中心に来日させて、肉親が判明したものの
逆に親側から対面を拒むケースがあったこと、
そこで担当者が無理やり孤児を親の元に連れて行って強制的に対面させ、
親も涙ながらに実の子供であることを認めたこと等、様々なエピソードがあり、
私も今までは「来日しても最近はほとんど判明しないし、
無駄なことをやっているんだな」と思っていましたが、
背景にこのような重い事実があるとなると、
そんなことを思ってはいけない気分になります。

そして最後に、訪日させて貰った孤児達が感謝の意をこめて、
自ら中国で調査を行い、
孤児の来日を実現させた日本側の主催者(この人も子供を置き去りにした親です)
の子供を探し出した、なんてエピソードもあって、
最後は涙がこぼれてしまったりしました。

はぅ〜事実にも物語を越えるようなこともあり、
その感動は物語とは比べ物にはならないですね。
このようなエピソードを読むと、
自分が悩んでいることなど小さなことにすぎないな、とか思ってしまいます。