才能のある二人について考えてみると‥

> 松井、年俸6億1千万円で更改

まだ二十代でこれですからね〜凄いです。
まぁ、今年も首位打者ですし、毎年文句ない働きをしています。
実に私の給料の180倍位になります(^^;)

しがないサラリーマンの私と、日本のプロ野球選手でも実力トップクラスの
選手を比べるのが無茶とはいえ、羨ましい事です。
松井は来年終了後にメジャー挑戦が濃厚のようですが、このペースだと
そのうち日本でも10億円選手とか誕生することになりますね

> 今日の読書 「考える力 やり抜く力 私の方法」中村修二著 三笠書房

青色ダイオードの発明で一斉を風靡した中村修二さんの著書です。
大発明をした人がそれまでどんな生活を送ってきたのか、興味深く読みました。
徳島の日亜科学という辺鄙な場所の小さい会社で、満足な設備もなく、
それを逆にバネにして大発明をモノにした、という感じです。

小さい会社なので、試作から全て自分でやらなければならなかった、
そのお陰で自分の信念に確信を持つことが出来、諦めずに取り掛かることが
出来た、ということですね、ハングリー精神そのものでしょう。
「机上で理論を振り回して出来ないと言っている人よりも、
 実際に物を作った人が偉い」というのはその通りでしょう。
頭の良い研究者が陥りやすい罠をズバッと指摘している感がありますね。

意外だったのは、会社では研究に没頭していても、夜8時には退社して
家族団欒の時を過ごしていた、というところですね。
研究者というと、会社に泊り込み〜の、といったイメージがありますから(^^;)
もっとも中村さんは、家族旅行の時も青色ダイオードについて考えていたとか、
行動と思考が常に遊離状態になっていたのかも(笑)
そうでもなければ(常に考えている状態でなければ)
大発明は出来ないでしょうからね。

こんな中村さんでも、学生の頃は文科系の暗記科目は大の苦手だったとか。
私は私大文系大学卒ですから、暗記物が得意(というよりは
理科系科目が苦手だった(^^;)、ということを考えると、
やはり向き不向きというのは存在するのでしょうね。

中村さんが巨人の松井にはなれないし、逆もまた言えますよね、
人は誰にでも取りえはある、その才能を見つけて開花させていくことが
自己実現の道なのでしょうね‥とはいえ、私の才能って何だろう、
とこの年になっても迷っているようではダメですねぇ‥