「正倉院展」&薬師寺 前編

今日は奈良まで「正倉院展」を見に行って来ました。
「夜から雨」との天気予報を信じて出かけましたけど、
朝から早くも雨になってしまいました。

朝は5時起きでしたから、電車に乗っている間は眠りに落ちてました(^^;)
奈良には9時半頃到着、今年は前売り券が近鉄の駅で購入できるようになり、
当日券の列に並ばなくても良いのでラッキ〜、と思ってましたけど、
館内がめちゃ混んでいて、展示物を見て回るのに時間がかかってしまいました。
結局3時間半位博物館の中にいたことになります。

今回は壁側の展示ケースに筆等の小物が入っており、
人の後ろからでは眺められないため、しっかり見ようと思うと、
どうしても列に並ばざるを得なかったです。

途中で割り込んでくる人達も多いので、
短気な人は「割り込むな!」って何度も怒鳴ったりしてました。
私は展示物をある程度時間をかけてみるため、
列の流れに乗れずに結構割り込まれたりします、私はまぁ仕方ないと思っていますけど、
私の後ろに並んでいた人はイライラしただろうな、と思います。
せっかちな関西人の本拠地ですからね(^^;)

あと、音声のガイドを貸し出ししているのですが、
これを使うと音声解説が終わるまで立ち止まられてしまうので、
入場者の多い土日は貸し出さないようにするとか、そ〜ゆ〜事も必要かなって思います。
ガイドに頼らず、自分の見た感じを大事にするのも良いのではないかと。

今回は鈴の展示が多かったのですが、透かし彫りとか、さまざまな形の鈴を見ていると
はるか1000年以上も前に、ここまで繊細な細工が出来たのかと思うと驚きですね。
また、そのような品物を持つことの出来た、天皇の権力が凄かったことも想像できます。
むしろ文明に慣らされた現代人のほうが不器用になっているかも(^^;)

あと、藤原仲麻呂直筆の古文書とかもあり、歴史の教科書に出てくる人物が
実際に書いた・使った品を見ることが出来る、これが正倉院展の個人的な醍醐味ですね。
古文書は、不要な書を捨てずに写経用の裏紙として使ったために現代まで残った、
といったケースもあり、何が幸いするのか解らないのも面白いです。
写経は一字間違えると一文、一行脱落してしまうと二十文が
給料から引かれてしまったそうです(^^;)