さよなら名鉄谷汲線 そにょ2

車窓からは彼岸花が咲き乱れ、稲刈りの風景などもあったりして、秋本番って感じでした。
黒野からは先に揖斐線に乗り換えです、黒野―谷汲間と黒野―本揖斐の2区間
廃止になるので、両方乗っておこうかな‥と。
昭和1桁年に製造の古い電車ですから相当にボロくて、名鉄がこの赤字線に掛かる経費を
いかに少なくしようとしていたかが覗えますねぇ(^^;)
こちらは逆に鉄ちゃんばかりでした(笑)、けど1時間に1本の1両編成の電車でも、
立ち客がそこそこ出る程度の混雑でしたね、意外と少ないかも。
揖斐駅についた後は、電車と駅舎を写真に撮っておきました。
駅の構内では、オンボロな喫茶店が営業していましたけど、
廃止後はどうなるんでしょうね‥やっぱ閉店かなぁ。

本揖斐から黒野に戻って、今度は谷汲行きの電車に乗りました。
こちらはおばはん中心に大混雑、車窓からも「撮り鉄」の姿が多く見えました。
けど、乗っている電車がしばしば警笛音を鳴らす背景には、線路内に入ってまで
写真を撮る撮り鉄が‥世間からこれ以上白い目で見られないようにする為にも(笑)
我々鉄ヲタももうちょっと自制を持ちたいものですよね(^^;)
北野畑〜谷汲間はほとんど民家の姿もなく、乗客も無さそうなので
これでは廃線も止む無しかな‥という感じでしたね。
半年前にも乗りに来ましたけど、その時は一面雪景色だったので、
今日はまた新鮮な気持ちで車窓を眺めていました。
根尾川の反対側には、第3セクター樽見鉄道が走っている姿も見えました。

谷汲駅では一旦下車して、華厳寺の御参りに行きました。
谷汲線廃線になれば、もうわざわざ来ることもなくなりますからね。
今日は縁日でもないのに、参道には露店も出ていたりして、結構賑わっていました。
露店やお土産店を見ながら歩くのは楽しいですね〜。
これは行楽シーズンなのか、谷汲線フィーバーなのか‥
普段からこの乗車率があれば生き残ったんでしょうけど、今更言っても詮無き事ですね。
お参りはしてきましたけど、とりあえず「子宝」はまだ私には縁が無いかな‥と(笑)

帰りは黒野駅で一旦途中下車し、谷汲駅と本揖斐駅の入場券を買っておきました。
記念切符セット何千円也はちょっと手が出ないので(^^;)入場券2枚320円で我慢です。
そして谷汲線の電車をもう一度カメラに収めておきました。
ふぅ‥混んではいましたけど、来て良かったです。