台風無事通過

台風は愛知県は通り過ぎたようで、雨は止みましたけど、まだ風は結構強いですね。
随分東寄りに進んだので、昨日の夜中とか、それほど大雨&風の影響は感じなかったです。
今日は東京を直撃したようですね。関東地方では、会社や学校が休みになったのかな(^^;)
あとは仕事が忙しくて、家に帰ってからもすぐ寝てしまいました。
まぁ昨日がちょっと寝るのが遅かったのもありますけど、
う〜む、私も完全に年かなぁ、ここ最近体力の衰えをひしひしと実感してます(^^;)

★ 今日の読書
  「華所の幽夢 (小野不由美講談社ホワイトハート文庫)」

十二国記シリーズの最新作です。
今回は短編集、ということで、本編のサイドストーリーが中心でしたね。
同人誌でしか読めないと言われていた(その同人誌がヤフオクあたりでは
異常に高騰していた(^^;)楽俊と陽子のエピソード「書簡」が読めたのは嬉しかったです、
陽子の登極後のストーリーである「黎明の空」では楽俊は登場しなかったですからね〜。
陽子にとって、楽俊が一番の友達なのではないか、と私的には思ってますので。

今まで触れられていなかった才国と廉国のエピソードも登場し、
これで十二国一応全部触れられたって事になるのでしょうか。
ホワイトハート版は、前作の「暁の天」で個人的に萌え〜となった(笑)
廉麟が表紙カバーで、この点は嬉しかったです(爆)
漣の国王は農夫のようなアンちゃんで、廉麟には不釣合いにょ〜と思ったのですが(^^;)
鬱な泰麒には十分癒しの効果があったようです(笑)
それが「冬栄」、泰麒の漣国訪問のエピソードでした。
けど、このエピソードは「暁の天」を読む前に読みたかったような気がしますね。

才国を描いた、本のタイトルにもなっている「華所の幽夢」と、
芳国のその後を扱った「乗月」は、いずれも悪政に陥った王を殺した元家臣たちが
王に代わって政治を運営していく上での苦悩を描いたエピソードでした。
王を殺す位ですから、自分達は政治理念を持っている訳ですが、
急激な改革はかえって国民生活を混乱に陥れてしまい、逆に国は傾いてしまう‥

今の小泉内閣に通じるところもあるような、政治というものの難しさを描いてますね。
ちょっと考えさせられたストーリーでした。
国民としても、「痛み」がいざ自分の身に降りかかってくるとなると、
どうしても不平不満が出てきてしまいますから