「ロダンと日本」展

最近また毎日暑いですねぇ、寝ている間にも必ず1回は暑さで目覚めるように
なってしまい、慢性的な睡眠不足状態に陥っています。
お陰でなかなか体調も良くならないんですよね。

今日は愛知県美術館の「ロダンと日本」展に行って来ました。
美術館のある愛知芸術劇場に入るのは、もしかして始めてかも(^^;)
この建物の中には、オペラとかが上演される劇場も入居しています。
芸術劇場だけあって、1Fから最上階まで吹き抜け状態になっていたりして、
建物は結構贅沢に空間を使っていたりしてましたね。

今回は企画展なので、ロダン作品ばかりではなく、
ロダンの収集した浮世絵などの日本芸術や、ロダンが影響を与えた日本の彫刻なども
展示してあり、結構点数的には豊富でした。
けど、う〜ん、私的には彫刻はイマイチぴんと来ないですねぇ。
有名な「考える人」を見ても、まぁ上手く造ってあるとは思いますが、
それ以上の印象が無いですね。
仏像の彫刻なら昔に作られたこともあって、その時代の長さに有難味を感じるんですけど。

ロダンは、日本の芸者「花子」に惹かれ、花子をモチーフに50点以上の作品を
残したそうで、主に顔の彫像、ラフデザイン等が展示されていました。
けど、これが「死の顔」なんですよね‥顔つきが怖くて、
とても魅力的には見えなかったです(^^;) 
何でロダンも笑顔ではなくて、こんな死の顔にとりつかれたんでしょ‥?
まぁ、太宰治のように、作品全体に常に死の影がちらついているケースもありますから、
芸術家の感性っていうのは一般人からみると特殊なんでしょうね。

今回の目玉は、ロダンが収集したゴッホの「タンギー爺さん」という作品で、
人物の背景に日本の浮世絵が使われています。
桜とか、富士山がバックにある洋画というのも面白いですね、
けど、なんだか日本文化が「フジヤマ、ゲイシャ」的な誤解をされているような
気もしましたけど(苦笑)

前回の「ルノワール展」とは違って、今回はタダ券が手に入ったので見に行ったのですが、
普段はあまり見ない彫刻とかを見られたりして、結構面白かったです。
とはいえ、お金払ってまでみる気はしないですね(笑)
今日はこの後、コミケのカタログを買って帰宅しました。
けどまた分厚くなったような気がしますね〜これ一冊で暫く時間が潰れそうです(^^;)