「ジーパンをはく中年は幸せになれない」(はてな年間100冊読書クラブ 43/100)

ジーパンをはく中年は幸せになれない (アスキー新書)

ジーパンをはく中年は幸せになれない (アスキー新書)

  • ジーパンをやめない」といった、心理状態が不幸を招く

私は、まだ中年と呼ばれる年ではないと、思っていますけど(笑)
タイトルが気になって、この本をつい手に取ってしまいました。
今のご時勢、周りを眺めても、皆さん中年でも普通に
ジーパンをはいていたりしますからね。
少し前にベストセラーになった本「人は見た目が9割」の
例でもあるように、タイトルの威力はバカにはならないですね。
この本も、「タイトルで読者をひきつけようと
する意向が強い本」、という感じがしてしまいます。
タイトルの「ジーパン中年」については、著者は
「中年になってもジーパンをやめようとは思わない」
という心理が不幸を招くとしています。その流れで、
「不幸を招く心理」を解説して、いるのが、
この本のメインテーマ、という感じですね。
「不幸を招く心理として」、他には、
「正論を言い出すと、モラルが低下する」
大人買いでは、心は満たされない」
といった内容が挙げられていますね。
「正論」で「モラルが低下」するというのは、
一見ミスマッチのような気がしてしまいますけど、
「正論に頼ってしまうので、自分で考え判断する能力が
低下してしまう」という内容ですね。

  • 人間は、自尊心を守るためなら、あえて不幸を選んでしまう…

そして、「人間は自尊心を守るためなら、
あえて不幸(失敗)を選ぶ」ともしています。
試験前日に掃除をしたり、「試験勉強をしていない」
とうそを言ったりして、自分を守ったりするそうですね。
まぁ、これは、学生時代に経験のある人も
多いのではないでしょうか…(^^;)
「一番好きなものを選べない」という性質も
あるそうですね。これは私にもあるかのしれません…
「一番好きなもの」は、一番最初に目につくことが
多いのですが、「直感だからあてに出来ない」
としてしまう心理だそうです。
最後には、「環境に影響されて不幸になる」
という例を挙げていますね。
人数が増えると手抜きをしてしまったりとか、
遠距離恋愛では、相手を美化し過ぎてしまい
再会時に幻滅して別れてしまう、
といったこともあるそうです。
まぁ、不幸になるような選択は
しないに越したことは無いと思うので、
私も今後、心掛けていきたいと考えています。