「フェンネル大陸真勇伝 黄昏に祈る人」(はてな年間100冊読書クラブ 71/100)

  • 本シリーズの最大の謎である、主人公・フェンの追放の理由が、見えてきましたね‥

フェンネル大陸」シリーズの最新刊‥と思っていたら、
クライマックスのためか、早くも続刊(最終巻)が出ているようですね。
主人公・フェンは、これまでの流浪の旅の総決算として、
自身を追放した故国に、遂に乗り込みます。
本シリーズの最大の謎である、フェンが追放された理由が
いよいよ本巻で明らかになりつつありますね。
フェンの故国・ストライフ王国には、
まだまだ色々と、隠された真実がありそうですね。
残念ながら、陰謀渦巻く故国には、
フェンの居場所は、その出生を考えても
無さそうな気がしてしまうるのですが‥
さて次巻の最終巻では、フェンの身にはどんな運命が
待ち受けているのでしょうか‥?

  • もうひとりの兄と父親が、悪役気配濃厚ですね…

その、フェンの追放の経緯ですが、
追放の命を下した実兄・ギルフォードは、
本巻を読む限りでは、根っからの悪人ではなさそうですね。
むしろ、ギルフォードの(義)兄、ルースと
兄弟の父親でもありフェンの父親でもある、
現・ストライフ王国の王が、悪役気配が濃厚ですな(笑)
まぁ、既に発売されている最終巻を読めば、
このあたりの疑問は全て解明されているのでしょうけど。
つかの間の想像の楽しみ、という感じですね。
また、ギルフォードやルース以外にも、
様々な王子王女(フェンの異母兄弟)が登場しています。
彼らについては、短い記述しかありませんが、
それぞれ個性的な様子を見せていますね(笑)
「このまま端役で埋もれさせてしまうには、惜しいなぁ」
という感じもしてしまいます。
まぁ、これらの兄弟は、主人公・フェンとの接点が
あまり無いですから、彼らのストーリーを
長々と続けるわけには、いかないのでしょうけど‥