「結果を出して定時に帰る時間術」(はてな年間100冊読書クラブ 51/100)

結果を出して定時に帰る時間術 (sasaeru文庫 こ 2-1)

結果を出して定時に帰る時間術 (sasaeru文庫 こ 2-1)

その名も「ワーク・ライフバランス」社の
代表である著者が、「仕事を効率化することによって
残業を減らして、私生活を充実させましょう」と
説いている本ですね。
上記のような内容から、残業代を減らしたがっている、
会社の経営層にも、好評を博しそうですね(笑)
私が勤めている会社では、労働組合の主催で
著者の「講演会」が開催されました。
現在は、残業規制が絶賛発令中なのですが(笑)
サービス残業等に目を光らせる必要がある労働組合
こういった講演会を開催したということは、
さすがは会社の御用組合化しているだけはあるな、
という感じですね…(笑)
個人的には、既に「ワーク」よりも「ライフ」
比重を置いた生活を心掛けているようにしているため、
それほど目新しい内容の記載は無かったかな、と思います…(笑)
ただ、内容的には、悪くないとは思います。
「滅私奉公」を心掛けているような会社人間なら、
考え方が180度変わるような、そんな感じはありますね。

  • 著者と同じような、キャリアウーマン向けの本かな…

残業の減らし方として、例えば部下に仕事を振って育成を図る、
仕事のやり方を変えてみる(いきなりプレゼン資料を作るのではなく、
考え方をまとめてから作り始める、など)
といった例が取り上げられていますね。
また、「常に暇で、誘いやすい人と思われていないか」といった、
「忙しすぎる人の悪い習慣」といった内容もありますね。
その他、女性著者の本ということで、
実際に著者が夫と家事を分担したスケジュールとか、
生々しい内容の記載もあります…(笑)
著者と同じような、仕事に忙しい
キャリアウーマン向けの本、って感じでしょうか。

  • 自分が貢献できる場所で、時間を使うこと

一つ印象に残った内容として、
「残業を減らすなどして、空いた時間をどう使うか?」
の回答として、「自分が貢献できる場所に行くこと」
という内容を挙げているところですね。
例えばボランティアで頼りにされたりすると、
人に教えるには、自分がしっかりと理解していなければ
ならないことに気づくため、もっと学んで
スキルが向上する、としているところです。
こういった「奉仕の精神」についての記載は、
あまり見かけない内容かな、と思いました。
確かに、貢献活動は、異業種交流会あたりの名刺交換よりも
より強力な人脈の構築に、繋がりそうですね。