「インディジョーンズ クリスタル・スカルの王国」

  • 懐かしの「インディ」シリーズ、ほぼ20年ぶりの最新作

TVは長時間のバラエティ番組が多いお正月休みの間に、
何本か映画を見ていました。この映画も、その内の1本になります。
「インディジョーンズ」シリーズの、
約20年ぶり!となる最新作ですね。
主演のハリソン・フォードも、もう60歳半ばだそうです(笑)
もっとも、この映画を見る限りでは、
あまり体力的な衰え等は、感じられないですね。
割と派手なアクションシーンもあったのですが、
ハリソンは普通にこなしていたように見えました。
このあたりは、さすがは俳優さん、といったところでしょうか。
私が映画をよく見るようになった頃、
このインディジョーンズシリーズと出会いました。
当時はアクション系の映画がお気に入りだったこともあり、
インディシリーズは、冒険モノの傑作シリーズと思っていました。
特に、2作目の「魔宮の伝説」が特にお気に入りでしたね。
そんなインディジョーンズシリーズの
久しぶりの新作ということで、
一昨年の劇場公開時には見逃してしまったのですが、
今回は結構期待して、見始めていました。

  • 冷戦時代が舞台とあって、敵役は旧ソ連

ストーリーとしては、主人公・インディの友人が取り組んでいた、
「クリスタル・スカル」の謎について、
インディが調査を引き継いでいきます。
その過程で、インディは昔の彼女(と彼女の子供=自分の子供)と
再開したり、調査に対する妨害が入ったり…
という展開のシナリオですね。
舞台が冷戦時代のため、妨害するのは旧ソ連軍となっています。
この設定は、現在ではちと時代錯誤なところを感じさせますね。
昔の映画「ロッキー4」で、ロッキーのライバルとして、
ソ連で国家ぐるみで育成教育されたボクサーが登場しましたけど、
それを思い起こさせてしまいました。現代が舞台になれば、
敵の設定は、さしずめアルカイダあたりになるのでしょうか。
そういえばこの「インディ」シリーズ、
過去にはナチスヒトラー)を敵役として
設定していたこともありましたね。

  • もう設定とか、全く覚えてないですね…(笑)

上記の「インディの昔の彼女」は、
過去シリーズにも登場していたそうなのですが、
私は、もう全く覚えていないですね…(笑)
この他にも、本作には、過去シリーズのセリフを
髣髴とさせるようなセリフが織り込まれたりしているそうです。
しかし、過去のシリーズはもう20年前の作品です。
ヘビーなファンでも、そうと気づかないのではないでしょうか…?(^^;)
今回初登場の「インディの息子」は
(インディは、最初は息子とは気づかない)
最初はバイクをぶっ飛ばしたりして、
「血気盛んなヤンキー」って感じで(笑)
かなり危なっかしいです。しかし、インディと行動を共にして
敵の追っ手から逃れたりしているうちに
カーチェイスシーン等で、
次第に戦力として役立つようになってきますね。
彼の個性は、立っていたと思います。
また、このカーチェイスのシーンは
なかなか迫力があったのではないかと思います。

  • 謎解きが、宇宙人の超常能力になってしまうのはどうかと…

シナリオのほうは、正直もう一つでしたね。
謎解きが、宇宙人(未来人?)に由来するものと、
なっていたりしていたので。
ストーリーが進むと、「クリスタル・スカル」の
本拠地である古代遺跡に侵入することになります。
現代でも見られないような、高度な技術に由来する
仕掛けが施されている遺跡の本拠地や、
ラストでは、本拠地の仕掛けを動かすと、
遺跡が吹き飛ぶところなど、
なんだか「天空の城ラピュタ」と内容が似ているような
感じもしてしまったりしました。
「製作者側が宇宙人にこだわりを持っていたものの、
「インディペンデンス・デイ」が先に公開されたため、
修正を余儀なくされた。」とのことです。
しかし、「宇宙人の超常能力」を謎解きに使われても、
それなら「何でも有り」になってしまうので
それはちょっとどうなのかな、という感じがしてしまいましたね。