有馬記念、ドリームジャーニーが優勝、ブエナビスタは2着

昨日は今年最後の日曜日、ということで
中央競馬は年末の総決算、有馬記念が開催されましたね。
この有馬記念、ボーナス支給後の年末に開催されることもあって、
日本ダービーと同様、競馬ファンで無い方にも注目され、
馬券の購入額も増えるレースとなっていますね。
ただ、数年前に、有馬記念の1ヶ月前の11月末に行われる
ジャパンカップの賞金が増額されました。
その結果、ジャパンカップを大目標にする馬が多く、
近年はジャパンカップよりも、出走馬の質が落ちる形になっていますね。
今年も、ジャパンカップを勝ったウオッカが出走していません。
(まぁ、ウオッカジャパンカップのレース中の鼻出血の影響で、
この有馬記念はもともと出走出来ないのですが…)
ジャパンカップ2着のオウケンブルースリ
3着レッドディザイアの出走も無く、
今年は3歳牝馬ブエナビスタが、1番人気に支持されました。

このブエナビスタ桜花賞オークスの2冠を制し、
3冠最後の秋華賞では2着(降着で実際は3着)に入った
実力馬ではあります。ただ、先日書いたように↓、

主戦の安藤勝巳騎手が降板させられ、
横山典弘騎手に乗り替わりとなっていましたね。
後方から差す競馬が多かった安藤騎手の乗り方に
不満があっての乗り替わりと見られていました。
実際のレース本番では、予想通り横山騎手は、
後方待機ではなく、先行集団に付ける位置取りでしたね。
しかし、快速逃げ馬のリーチザクラウン
引っ張る形となったペースは速く、
皮肉なことに今回は、差し馬有利のペースになりましたね。
先行したブエナビスタは頑張ったのですが、
最後は差し馬(というよりは、出遅れていたので追い込み馬)の
ドリームジャーニーに差し切られてしまいました。
ブエナビスタ、「差して届かず」という展開が続いていたので、
騎手を替えてまで、今回は王道とも言える先行策を取ったら、
逆に見事に差し馬有利な流れのレースになってしまった、
というのはなんとも皮肉な結果ですな…(^^;)
競馬というものは、思い通りにはならないということを
証明してくれたようなレースとなりました。

あと、今年は、関東の内田博幸騎手が
関西の武豊騎手を抑えて、
リーディングジョッキーとなりましたね。
長年、騎手の頂点に君臨していた武豊騎手が
名実共に陥落したという感じですね。
まぁ、内田騎手が、今年はJRAの年間騎乗記録を
更新したほど騎乗回数が多かったのに対して、
武豊騎手は、今年の初めは骨折の影響で
数日間騎乗していなかった、ということも
今回のリーディングジョッキー奪取の一因ではあるのですが。
しかし、武豊騎手の今年は、
あっと言わせるような好騎乗が少なく、
逆にウオッカから降板させられるなど、
騎乗ミスと言えるようなレースが
目立つような感がありましたね。
武豊騎手も40歳、騎手界もそろそろ世代交代かな、
と思わざるをえない1年であったと思います。