「自分をグローバル化する仕事術」(はてな年間100冊読書クラブ 19/100)
- 作者: 天野雅晴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/08/29
- メディア: 単行本
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- 成功者の流儀とは
「シリコンバレー在住30年」を誇る?著者が、
自ら見聞きした成功者の流儀を、
「5つのルール」にまとめた本ですね。
その5つのルールとは、以下の通りです。
・「コミュニケーションのルール」
(自己主張、単刀直入、ユーモアなど)
・「判断と実行のルール」
(即断即決、トップダウンなど)
・「目的達成のルール」
(戦略思考、シングルタスクなど)
・「自分磨きのルール」
(生涯学習など)
・「チャンスをつかむルール」
(長所を伸ばす、ネットワークを広げるなど)
- アメリカン・スタンダードを、賛美し過ぎではないかと‥
内容的には確かにもっともであり、
納得させられるものはあります。
しかし、著者は「シリコンバレー在住30年」だけあって、
これらの「アメリカ式ルール」が、
今後の「グローバル基準」であり、
日本の「ドメスティックルール」は
今後廃れていくという感じの論調で、
「アメリカ賛美、日本はダメ」という内容が多く、
私にとっては、引っ掛かりを覚えました。
著者はアメリカで成功を収めたから、
ということもあるのでしょうが、
アメリカかぶれしすぎているのではないか、という感じですね。
現在発生している、アメリカ発の金融危機や、
二極化している格差社会の様子を見聞きすると、
「アメリカン・スタンダード」
=「グローバル・スタンダード」とするのは、
私にとっては、大いに抵抗感がありますね。