「コトラーを読む」(はてな年間100冊読書クラブ 85/100)

コトラーを読む (日経文庫)

コトラーを読む (日経文庫)

マーケティング理論で有名なコトラー
そのコトラーのエッセンスをコンパクトに
凝縮した本って感じですね。
社会人なると、大学の教科書のような
分厚い本を読むことには抵抗があるというか、
読む時間が無いって感じなのですが
本書は新書タイプなので、手軽に読む事が出来ますね。
また、理論の解説に終始するのではなく、
具体例として日本の多くの企業の実例をあげて、
各企業のマーケティング担当者に「なりきって、考える」
形式で構成されていているところも
面白い構成だと思いました。
実務面の応用を考えて、というところでしょうか。

  • 具体例に落とすことで、理論が腹に落ちやすく‥

加えて、具体例から考えることで、
顧客重視や売り手としての考え方など、
マーケティングのエッセンスが
読んでいて腹に落ちやすいって感じですね。
事例も、携帯電話やビール会社など、
一般的に馴染みのある企業の例が取り上げられていて、
簡単に想像する事が出来ます。前回の書評で
「コミュニケーション力」という本を取り上げましたが
この本でも「コミュニケーション」についても、
取り上げられていましたね。
もっともこの本で取り上げられているのは、
販売などのマーケティング面の
コミュニケーションではありますけど。
そんな感じで、「マーケティング入門」として
最適な本だなって感じですね。学生さんや社会人の
営業担当者などに幅広くお薦めできる本だなって感じです。