「コミュニケーション力」(はてな年間100冊読書クラブ 84/100)
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/10/20
- メディア: 新書
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- コミュニケーションのスキルとは‥
標題の通り、コミュニケーションのスキルについて
解説している本ですね。
「相手の目を見る、頷く、相槌を打つ」
といった基本的なスキルから、対話の手法や
「時には沈黙もコミュニケーションの一つ」
といったことが盛り込まれています。
ディベート流行の風潮に警鐘を鳴らすなど、
新しい視点も盛り込まれていますね。
コミュニケーションには、話の流れをつかむ
「文脈力」が大事であるとしており、
ディベートは意見を戦わせる事が主目的なので
あまり「文脈力」の養成には
効果は無いとのことでした。
- 他の著書と重複する箇所も‥
あとは、著者の斎藤孝さんが著書などで
よく重要性を訴えている「偏愛マップ」について
触れられているところもありましたね。
相手の趣味や関心事に興味を持つことによって、
相手に対して共感し、コミュニケーションが深まる、
というのはまぁ当然のことでしょうか。
あと余談ですけど、コミュニケーションの一つとして、
セックスも取り上げられていましたね(笑)
セックスの最中に「気持ち良い?」などと
聞くのは野暮で(^^;)相手の表情から
慮ることが肝要だそうですね(笑)
お堅いというイメージのある岩波新書で、
セックスについて取り上げて解説をつける、
という展開はちょっと意表を突かれました‥(^^;)
「声に出して読みたい日本語」など、斎藤さんの本は
子供たちも手に取る可能性があると思うのですが‥