「大鷲の誓い デルフィニア戦記外伝」(はてな年間100冊読書クラブ 31/100)

大鷲の誓い デルフィニア外伝 (C・NOVELS Fantasia)

大鷲の誓い デルフィニア外伝 (C・NOVELS Fantasia)

今や懐かしの「デルフィニア戦記」の外伝ですね。
本編はデルフィニア戦記の主人公・ウォルの脇を固めた
ナシアスとバルロの2人のストーリーとなっています。
大貴族のお坊ちゃまであるバルロと、
地方貴族の息子であるナシアス、
「身分の違いのある2人がいかにして出会い、
そして親友となったのか」そのエピソードが語られていますね。
バルロのほうはまだ12歳、
我侭モード全開って感じですね(笑)
しかしそんな我侭なバルロも、ナシアスの剣の腕を認めて、
ナシアスに熱心に指示するようになります。
一時期仲たがい状態になりますが、やがて仲直りをして、
身分の違いを乗り越えて固い友情を誓う、
といった感じのストーリーでしたね。
バルロは単なるお坊ちゃまではなく、
実は母親の奔放さに悩まされる年頃であったりして、
ちょこっと重い内容も入っていましたね。

  • 少し時間が経ちすぎてしまった感のある「外伝」

とはいえ、デルフィニア戦記の完結から
既にかなり時間が経っています。
また私が読んでいた当時は「デルフィニア戦記
かなり面白く、周りにも薦めてみた記憶がありますが、
今となっては私にとって、かなり記憶も薄れてしまい
すっかりキャラに対する思い入れも
乏しくなってしまっています‥(^^;)
従って、バルロやナシアスといったキャラの名前は
「あぁそんなキャラはいたなぁ」といった感じで、
この本を読み進めながら、そのキャラに関する
本編のエピソードなどを少しずつ思い出していく
いう感じでしたね。そんな私にとっては、
「外伝」を出版するタイミングが、
少し遅すぎるのではないかな、と思ったりしました。

  • 最後に主人公・ウォルの姿も少しだけ‥

もっとも、ネット等で評判を聞いて
この「デルフィニア戦記」シリーズに
手を出した読者も多いと思われますから、
読了から時間が経っていない人ほど
懐かしさが募るのではないかな、と思います。
また、バルロとナシアスのストーリーの他に、
非常に短いですけど(^^;)本編終了後の
ミニエピソードも挿入されていますね。
こちらは主人公のウォルの姿も見えたりしています。
前述のように、この「デルフィニア戦記」に対して
かなり記憶も薄れているとはいえ(^^;)
ラストシーンはさすがにしっかり覚えています。
従ってこちらのミニエピソードは
すんなりと懐かしさを覚えることが出来たりしました‥(^^;)