FIFAワールドカップ 10日目 日本0-0クロアチア

  • 勝ちたかった日本ですが、引き分けに終わる‥

先週オーストラリアに敗れて後が無くなった日本、
この日のクロアチア戦は是非勝ちたかったところですが、
決めきれずにスコアレスドローに終わりましたね。
守備陣は良く守ったと思いましたけど、
攻撃陣は相変わらず決められないですなぁ‥
この結果、次のブラジル戦は勝利が必須となり、
加えてクロアチアvsオーストラリア戦で
クロアチアが勝たない限り(更に得失点差も考慮する必要有り)、
決勝トーナメントへの進出が不可能になってしまいましたね。
なんとも厳しい状況ですなぁ‥

  • 勝ち抜きが決まったブラジルは、主力選手を休ませる可能性も‥

ただ、この日のクロアチア戦のような戦いをしている限り、
天下のブラジルに勝つことは、難しいと思われます。
ブラジルはこの日オーストラリアに勝ち、
2連勝で一足先に決勝トーナメント進出を決めました。
勝ち抜きを決め、次の日本戦は「主力選手を休ませてくれる」
という可能性もありますが、逆に、スター選手の陰に隠れて
「アピールする場を求めている」控え選手の
モチベーションは高そうですよね。
それも天下のブラジルの控え選手ですから、
日本のレギュラー選手よりもレベルは高かったりして‥(^^;)

  • 前半はPKの危機、川口選手がファインセーブ

前半は宮本恒晴選手がファウルから相手にPKを与えてしまい、
これはもう絶望的かと思われました。
しかし、GK川口能活選手が、相手のシュートの方角を読み切り、
見事にはじきましたね。この日も「川口神モード」は
健在って感じでした。川口選手や中沢佑二選手は
クロアチアの攻撃に対して、非常に良く守ったと思います。
特に後半は、クロアチアも攻勢を強めてきましたから。
しかし、クロアチアコーナーキックからのセットプレーなど、
チャンスは何度と無くあったかと思いますけど、
なかなか決められなかったですな。
日本のFW陣と同じく、シュートミスが多かったです。

  • 相変わらず攻撃陣は決定力不足‥

後半、日本は稲本潤一選手を投入してきました。
先日のオーストラリア戦では、「選手交代の時期が遅い」と
批判されたジーコ監督、今日は相手よりも先に動いてきましたね。
稲本選手といえば、日本のW杯初勝利となる、
4年前の日韓大会のロシア戦が印象深いのですが、
今回もその時の再現が期待できるかな、という感じでした。
その稲本選手の動きは良かったですね、
中央からの突破を図ったりして。
しかし決められない攻撃陣‥何とかして欲しいものです。
後半早々、決定的なチャンスがありましたけど、
柳沢敦選手が見事に外してくれましたね‥(^^;)
今大会の柳沢選手は、ヘタレモード全開、という感じでした。
そんな攻撃陣に喝を入れようとするためか、
中田英寿選手は、今日は何度かミドルシュートを試みていましたね。
残念ながら相手GKに阻まれてしまいましたけど‥

  • 点を取らなければ、勝てませんね‥

今大会初めて玉田圭司選手や、終盤には柳沢選手と同じく
今日もダメだった(笑)FW高原直泰選手に変えて
大黒将志選手を投入して攻撃力を強化しようと対策したものの、
クロアチアのゴールは最後まで破れませんでした。
う〜む、今大会はここまでオーストラリア戦の
ラッキーなゴールの1点のみと、
スッキリとしたゴールシーンが見られませんね。
決定力不足の何よりの象徴かと思います。
どれだけ堅実に守っても、点を取らない限り勝てませんからね。
他の選手では、復帰した加地亮選手はなかなか良かったと思いますが、
三都主アレサンドロ選手は、相変わらずパスミス
目立ったような気がします。中村俊輔選手は
オーストラリア戦に続き、後半は暑さで息切れって感じで(^^;)
目立つシーンは少なかったかな、というところですね。