「マスゾエ式 定年後極楽生活入門」(はてな年間100冊読書クラブ 71/100)

  • あくまでも「マスゾエ式」、庶民の「定年後の生活」とは違うかな‥

舛添要一さんが、定年後の生活について書き下ろした本です。
しかし、舛添さんは国会議員であり、
またそれ以前も評論家としてテレビで活躍していたこともあって、
そんな舛添さんが書かれた「定年後の極楽生活」は
普通の一般庶民の「定年後」とは、少し違うなって感じもしますね。
そもそも国会議員には定年は無いようなものですから。
自民党には、中曽根さんが引退に追い込まれたように、
定年の内規が出来たんですよね‥?)
例えば、大学教授時代に不動産の投資をして大損した、とか、
競走馬を沢山持てば儲かる確率もアップする、
といった記述もありましたけど、
普通の一般庶民にはそんな余裕は無いでしょうから。

  • 財産の処理は生前に行っておく‥

この本の中には、資産の形成方法や保険の見直し、
そして介護などが総括的に取り上げられています。
まぁペイオフから海外移住まで、あまりに幅広い内容が
取り上げられているので、個々の内容自体は
それほど詳しくはありません。
ただ、「財産の処理は生前に」という提言は
なるほど、理解できるなぁ、という感じですね。
私自身も、子供にお金を残すよりは、
自分で悔いなく使い切ってしまおう(笑)という考えなので。
子供を大学まで通わせれば、親の役割はもう十二分に果たしており、
子供にそれ以上財産を残す必要も無いのかな、と思います。
そういえば舛添さんは、お母さんの介護で
大変な経験をされているんですよね。その経験が、
この本を執筆させる動機になったのかな、とも思ったりしました。