「採用の超プロが教える 伸ばす社長つぶす社長」(はてな年間100冊読書クラブ 68/100)

「伸ばす社長つぶす社長」というタイトルが
なんとも強烈なインパクトがあり、思わず手にとってしまいました。
ただ、読み進めていくと、著者のコンサルタント会社の
コンサルティングの対象となっている
中小企業の社長さんについての言及なんですよね。
確かにベンチャー企業では、会社を起したり潰したりする
ケースが頻繁にあり、確かにこの本の言う通り
「社長の9割は会社を潰してしまう」のでしょうけど、
大企業の社長が記載の対象では無かったため、
読んでいて少し肩透かしを食らった気分でした‥(^^;)
まぁ大企業は苦境に陥ることはあっても
雪印乳業のように大不祥事を起さない限り
潰れることはそうはありませんから、そもそも
本書の「つぶす社長」からは対象外なのかもしれませんが‥

  • 著者の自慢話の記述は読んでいても面白くありません‥

また、記載の中で、著者が「昔は自分もそんな「つぶす社長」
であったけど、今の自分は違う」といった感じの
自慢話的な記載が目立った所も、
読んでいて少々鼻につきましたね‥
著者の現職はコンサルタント会社の社長さんなのですが
「自分の会社のコンサルタントを受ければ
潰れることは無い」と言いたげな感じで。なるほど、
営業畑出身で「ひたすらセールスを掛けて売れば良い」
という感じの根性論的なワンマンオーナー社長も
未だに存在するかもしれませんが、
社長さんに直接接することの少ない規模の会社に
勤めている自分にとっては、個人的には少し縁遠い話かなぁ‥
という感じがしてしまいました。